前立腺ガン闘病記

前立腺がん闘病記「1」・・・これまでの経過 2019年8月18日

はじめに・・・前立腺がん闘病経過の概要

6年余り前(2013730日63歳)私のPSA値は14.86だった。しかし、検査もせずそのまま放置していたが、2年半余り後(2016225日66歳)頻尿や血尿に驚き病院に行った時はPSA値は41.4になっていた。

それでも、その後、前立腺炎の治療に10ヶ月以上費やし、やっと前立腺がんの検査を行い治療を始めたのはPSA値が14.86だった時から3年半余りすぎた201723日(67歳)だった。PSA値は60近くになっていた。

そして、この様に、2017年1月に前立腺ガンに罹っている事が確認されてから、食事療法や運動や其の他生活習慣の改善を行いながら病院でCAB療法(一日1回のカソデックス服用、3ヶ月毎のリュープリン注射)を始めたが、3ヶ月毎のリュープリン注射は去年(2018年)の12月で止めにし、毎日飲んでいたホルモン剤も今年の2月2日で止め・・・というように、2017年2月3日から開始した2年間のホルモン剤に依存した治療を終わりにして、放射線治療・・・「強度変調回転放射腺治療(VMAT)での体幹部定位照射「SBRT」)」(スペーサーも使用した)へ切り換え、今年の3月8日には放射線治療も終わり、その後2回の検査ではPSA値は順調に下がり、今後は、定期的に血液検査などでPSA値などを監視しながら、「生活改善と治療の研究」をさらに進めていくことが課題と思われる・・・というように、一応病院での治療には区切りが付いた。

ブログを書く経緯について

こうした事を振り返ると、もし、6年余り前PSA14.86だったときに、トリモダリティーでの治療ができたら現在は完治している可能性が高かったろうと思う(前立腺癌治療にSBRTの使用は多分まだ日本では行われていなかった)一方、もしその時直ぐに治療を始めたら全てを病院に頼ってしまって食事や運動や其の他生活改善をやらずにいただろうから、例え前立腺がんは治っても他の生活習慣病になっていた可能性が高い・・・とも思えば、丁度いい時期に前立腺がんに罹っていると分かったとも言えると考えている。また、そう言えるように生きていくしかないだろうと居直ってもいる。

ともあれ、私は・・・放射線治療はIMRT(強度変調放射線治療)で2グレイ×(36回~39回)が通常だが、私はVMAT(強度変調回転放射線治療)によるSBRT(体幹部定位照射)での(8グレイ×5回)という2016年4月に保険治療対象となった、日本での前立腺がん治療では新しい治療を受けた。

また、半年ホルモン治療を行ってから放射腺治療を行い、その後1年半~2年ホルモン療法を継続するのが通常だが、私は2年間ホルモン療法を行った後放射腺治療を行い、ホルモン治療は放射線治療1ヶ月前に止めたが、その後も行わないつもりだ。

それ故、私は、先駆者というか異端者なのかもしれないが、私のような状況下での治療資料はほとんど無いと思われるので、今後治療経過がどの様になるか解りづらい。その意味では記録を残すことに意義を見いだしている。

また、2017年1月に前立腺ガンに罹っている事が確認された経過やその後の治療経過などは、2017年4月30日に「前立腺がん治療報告」(1)として友人関係を対象に出すようになってから2年余りの間、「前立腺がん治療報告」(6)「2019年6月18日」まで書いてきた。

一方、実際に前立腺がんに罹っている本人の「前立腺がん闘病記」・・・「晩期ガンからの生還」「三谷さん」「ひげの父さん」・・・其の他・・・など何回も読みながら、いつかは自分も前立腺ガン闘病記を公開できるようになりたいと考えていた。

それで、病院での治療に一応区切りが付いたところで、「前立腺がん治療報告」は2019年6月18日付けの「6」で終わりにし、前々から予告しながら実現できなかった「前立腺ガン闘病記」をブログで始めることにした。

また、VMATによるSBRTを実施して1ヶ月後までの経過は、「前立腺がん治療報告」「1」~「6」で書いているので、編集しながら公開した。

私は去勢抵抗性前立腺がん?

放射線科から検査の送り状には私の病名が「去勢抵抗性前立腺がん」と書かれていたが、ここ1年2ヶ月間のPSA値の上昇(最低値0.036~0.8)を見るとそう言えるだろうと思う。

また、2年前(2017年)の1月に血液検査と骨シンチとMRI検査を行った江戸川病院からは血液検査の結果だけは後に要求して郵送してもらったが、そこでは病理期などの説明も診断書ももらえなかったが、何の疑問も持たなかった。

2年間ホルモン治療を行っていた病院から放射線治療を受けた東大付属病院への紹介状でも「骨転移、リンパ節転移陽性」を江戸川病院から通知を受けたというだけで、病理期の説明はなかった。

一方、私はA~D「病理期分類」の仕方を去年(2018年)の12月下旬~今年(2019年)の1月初めにかけてインターネットで調査して行く過程で知ったわけで、多分超高リスク(他の臓器や全身の骨転移までは進んではいないが、リンパ節や骨盤への多少の転移が疑われている)前立腺ガン患者で多分病期はD1「この期別分類は曖昧さを含んでいるため、現在では国際比較が可能となるようTNM病期分類を用いるそうだが」と自分で判断していた。

ちなみに、TNM病期分類を理解できたのは最近である。今年の1月のMRI検査報告書類にT2W1と記載されていたのをMRIの種類ではなく私のTNM病期分類と勘違いしたほどであった。

さて、改めて2年前の治療を始める前の検査データーを東大付属病院の医師に見てもらったところ・・・「がんは前立腺外へ出てはいるようだがハッキリとは見えない、骨転移しているかどうかは画像上ではハッキリしないが転移は疑われる・・・まずはホルモン療法を始めたのは正しいのではないか」という見解であった。

その後、つい最近知った事だが、MRI検査後に生検という順番にしないと生検で出た出血によってMRI検査が正確にできないので、通常はMRI検査が先に行われるそうだが、生検後3週間も経たないで行った当時のMRI検査では、正確に私の病理期も「分類」も把握できないのではと現在は考えている。

また、東大付属病院の放射線科の医師に当時の検査データーを見てもらってから、もしかしたら、私の病理期はC、あるいはCDの間かなと思ったが、現在は今更どちらでもいいことと考えている。

・・・私が前立腺ガンに罹った原因・・・

 さて、14年位前に現在の家に引っ越す前は、通勤は自転車と車の併用で約11キロあったが、天気のいいにはほぼ自転車。休日は親父の会の活動や子供の野球の手伝い等でも忙しく動いていた。スキーは年に数回、自転車は通勤だけではなく10キロ以上離れている池袋などへ行くときもよく利用していたし、賃労働は朝早いが帰りは保育園への子供の迎えや買い物は十分できる状態だった。

 しかし、引っ越してからは、特に会社を辞める前(退職は2014年)の数年間(50歳後半から64歳頃まで)は賃労働が忙しくなった(私だけではなく連れ合いも私以上に仕事が忙しくなり)ことや家族内の忙しさ(家事や子供の卓球教室への送り迎え・・・)が重なり、睡眠時間は減少し、ストレスで過食状態、休みは寝るのが楽しみという状態となり・・・時々母親に応援を頼んでいたが、このままでは病気(念頭にあったのは、肺ガンか胃がん、脳血管障害や循環器疾患など)になると考えるほどだった。・・・実際には想定外だった前立腺ガンに罹ったのは多分この頃(2013年7月30日、63歳の時にはPSA14.86)と思う。

また、前立腺ガン治療報告「4」「はじめに」(2018年6月30日)私の血縁には「前立腺ガン」になった人はいない・・・しかもガンが原因で死亡した人は、知る得る限り父親母親の血縁関係(従兄弟、はとこ、曾祖父母全て)で一人だけ・・・ということなどを考えれば・・・私の場合は「生活習慣による前立腺ガン発症の可能性」が高いと思われるので、「生活習慣の改善」を推し進めていくということが私の前立腺ガン治療の基本である・・・と現在も考えています」・・・と述べたが、現在も同じように考えている。

(2013/7/30 psa14.86)について

(前立腺ガン治療経過報告「1」2017年4月30日p4・・・定年退職後に嘱託社員へ移行した際に、組合と会社との協定で義務付けられていた誕生日前の健康診断ですが、その際に、会社へ提出する書類とは別に私個人でPSA検査を有料で依頼した際の数値です。ですから、会社へ提出する書類(法律で定められていた内容の検診費用は会社負担と協定されている)とは別の書類なので会社には提出していませんがPSA検査結果は異常がありそうなので産業医に相談しています。**PSA検査以外にも自費で肝炎ウイルス検査ピロリ菌検査も行い、全て異常なしだったのでこれらについては相談していません**産業医は検査結果の書類に(前立腺ガン、前立腺炎)と書きましたが、それ以上話の内容は覚えていませんし、その後なぜ泌尿器科へ行かなかったのか**前年は産業医の指示で「心臓ドッグへ行き、また産業医とのやりとりの結果自分で判断して「脳ドッグ」へ行き結果は異常なしでしたが**産業医の担当者が変わったせいもあると思いますが***この頃は、肉体的にも精神的にも限界なので、会社を辞めようか配置転換をしようか決断出来なくて迷っていた時期だったので、それが理由かもしれませんが、はっきり解りません。また、その後は、夏を乗り切るのにやっとだったし、秋には腰痛になり**疲労が原因の筋肉痛だと思いますが**これを機会に会社を辞める決断をしたり、家人達からは「皮膚ガン」を疑われ半年に3回腫瘍摘出(全て良性の皮膚腫瘍)を行ったりと決断事項が一杯あり、Psa14.6はずーと記憶にあったのですが泌尿機器に異常を感じなかった事もあり対策は先送りにしたのかなと考えています。・・・・

生検を受けるまでの状況・・・

立腺がん治療経過報告「1」)2017年4月30日より

  ・・・去年の春前頃から近くの病院で前立腺炎の治療を続けてきましたが2016年11月18日の血液検査(採血結果報告を受け取ったのは同年12月中頃)でもpsaが上昇続けてPSA47.4だったので、今年の1月10日に同病院で「前立腺針生検」を予約しました。・・・MRI検査の前に生検をやるということに当時は疑問をもたなかった。・・ それで、前立腺に関する「本」「あなたの前立腺はきっとすくわれる!!」(近藤幸尋著)で調べたところPsa47.4という数値での「前立腺ガン」の可能性は80パーセントでしたので、「ガン」ではない可能性もあるかなとは考えましたが、この間の経過を考えれば「ガン」でない可能性は低いと考えざるを得ないし、しかも、その本によれば「ガン」であった場合、Psaの数値(47.4)では前立腺の外への転移がある可能性が高い事も解りました。

しかし、その本によれば前立腺ガンは進行が遅いことが多いし、また、最近の新聞や週刊誌で甲状腺ガンの次に生存率が高い事(今年3月に発表した厚生労働省の去年の統計では男性のガン発生率も5年生存率も前立腺ガンが1位だった)**等書いてあった事なども考えて、出来るだけ冷静に今後の治療計画を検討する事に努めました。

それで、「本」を参考にしながら、ガン細胞がいつ頃から増殖し始めたか、ここ10数年の自分の生活を考えると**私自身の生活習慣や生活環境が作り出したと考えざるを得なくなり**それ故出来るだけ早く「生活習慣や生活環境の転換」を進めていくことが「前立腺ガン」を克服するのには必要と考えるようになりました。

前立腺ガンを確認した1月23日(2017年)夕食からは**

  • 「天ぷらやフライなど揚げ物類」の摂取禁止。
  • 「牛、豚、羊」など四足動物の摂取禁止。「サラダ油」の摂取禁止
  • 「白米、小麦原料のパン類、菓子類」の摂取禁止。
  • 「乳製品」の摂取制限。
  • 「サラダ油」の摂取禁止。
  • 「和菓子やケーキ類」の摂取禁止

など「食生活の改善」を始めました。・

また**以前(2~3ヶ月位前だったと思うが、多分インターネットで紹介されていたと思う)「晩期ガン」から治癒した何万人かの追跡調査で、それらの人々の共通点というような内容で、食生活の改善、適度の運動、適度の睡眠などストレスを出来るだけ減らした生活***というように「生活習慣の改善」が末期ガンから生還した人々の共通点だったという内容を記憶していたので、資料を集めて調査を始める必要も考えました。

病院での治療については、その「本」によれば、転移している可能性が高いので「小線源療法」や「重粒子線療法」などの選択は無いと思われたので、放射線治療や最近テレビなどで宣伝されているダビンチによる手術そしてホルモン療法などを検討する事にしました。そして、以上のことを「生検」を受ける前には家族の皆さんや同居していない私の母親にも説明し、「生活習慣や生活環境の改善」の協力をお願しました。

そして、まず車での、朝の駅までの送り**駐車場の工事があってからしばらくやっていませんでしたが**と雨天時の学校への送りをストレスが多いので止めることにしました。また、「笑う事」によって免疫細胞は活発化するという子供達の主張があって、私は家の中では常に笑うことを強制される事になりました。

「前立腺針生検~治療を開始するまで」

その「本」によれば、「生検」は後遺症の可能性もあるので入院が一般的と書かれていたし、週刊現代には「生検」の後遺症体験も書いてあったので、「生検」が不安でしたが「生検」への不安は言いませんでした。それで、怖々「生検」を受けたのですが、しかも、麻酔をするので痛くはないと「本」には書いてあったのに、6本の針を打った際ホースの尿道が痛くて**イタイ**イタイと言う状況だったのです。しかし、その後は多少出血した程度でたいした後遺症がなくホットしました。

1月23日には「生検」の結果報告を聞きに行きましたが、その前に、インターネットで検索して、放射線療法ではトモセラピーが受けられ、手術ではダビンチがある江戸川病院を見つけたので、江戸川病院への紹介状を書いてもらうと決めていました。それで、前立腺ガン(スコア7~9)という報告書を受け取ったのですぐに、江戸川病院への紹介状を作ってもらいました。・・・以上「前立腺ガン治療経過報告「1」より・・・抜粋・・・当時はトリモダリティーという治療があるのは知らなかった・・・何かの資料をネットで読んだ可能性はあるが全然記憶にない・・・のだが、当時は、まだ滋賀医科大学による小線源治療学講座閉鎖問題はなかったのだから、もし知っていたら治療を受けられたと思うと残念。また、勿論SBRTも「ゲルスペーサー」も当時存在すら知らなかった。・・・IMRT検査の前に生検を行うと生検による出血によって画像がハッキリしないので、IMRTでの検査の後で生検を行うのが一般的ということも当時私は知らなかった

さて、紹介状をもらって1月26日に江戸川病院へ行き診察と採血を行い、2月1日に精密検査の予約をし、2月1日の精密検査は朝9時前からでしたので、京成小岩駅近くのホテルに泊まり、翌日朝(ウオーキング)を兼ねて30分くらい歩いて病院へ行きました。

2月2日は精密検査の結果を踏まえた診察でしたが、すでに1月26日の診察で、転移している場合の選択は「ホルモ、療法」という医師の判断は示されていましたので、セカンドオピニオンも考えましたが、転移している場合は、それよりも、始めた後も選択の幅が広い「ホルモン療法」をすぐに始めるべきだろうと判断しましたので、前立腺周辺や骨盤に転移を確認した上で(と書いているが記憶を確認したら、医師は断定ではなく疑わしい云々という表現だったように思う)医師が進める「ホルモン療法」を始めることに決めました。

そして、江戸川病院で「ホルモン剤」を処方されて、翌日2月3日から飲み始めました。また、江戸川病院の医師に自宅から車で10分位の病院を紹介されたので、そこで「ホルモン療法」を行うことにしました。)・・・p1~3抜粋・・・江戸川病院で病期も教えてもらえなかったが、私は「病期」という概念も知らなかったのだが、血液検査の結果は後に電話して郵送してもらった。・・・こうしてホルモン治療を始めました。

 

(ホルモン療法治療経過)

「前立腺ガン治療経過報告(1)」2017年4月30日・・・「同」(1)p4~p6・・・「ホルモン剤」服用して次の日に睾丸の後ろあたりの会陰の炎症が無くなったことに気がつきました。睾丸の炎症はまだあったのですが「ホルモン注射」した214日の翌日には睾丸の炎症もなくなり、下腹部全体が軽くなったようで、非常に歩いていて快適になりました。

 しかし、それにもかかわらず、多分、前立腺肥大対策薬「タムシロン」の服用を1月23日から止めてしまったことが原因だと思いますが、膀胱に尿が溜まるスピードが「服用」前より速くなり、しかも圧力も強くなり、昼間は1時間毎に、寝てからは1.5時間~2時間毎くらいにトイレに行くようになり、尿道も細くなったようでした。その上、昼間は尿のスピードがあるので尿道がヒリヒリするようになり、逆に、眠ってからは膀胱がパンパンになってトイレに起きるのだが尿道が閉鎖してしまったようで力を入れてチョロチョロ***というような状態が続き、また、昼間は尿のスピードがあるので突然の尿意に筋肉の収縮が間に合わなくてホース部分位の失禁が多々起こりました。

しかし、3月下旬の昼頃に、突然のように尿道が開いてきて尿が太くなりスピードも緩やかになり、膀胱の溜まる尿の量も増えて2時間くらいはトイレに行かなくなってきました。夜眠ってからも膀胱がパンパンになるのが2~3時間になり、しかもチョロチョロではなく太い尿になりトイレで爽快感さえ味わうようになり4月中旬現在も続いています。

また、3月18日から殆ど毎晩自宅で湯治(と言っても、ぬるま湯に15分~20分位ゆっくりつかるだけですが)を始めたら**(いつも家ではシャワーだけでした!)**気温や体温が下がるはずの夜中に体が暑くなったり、朝起きると手足が熱く指の先から足の先まで血液がぐるぐる回っている状態が始まり4月中旬現在も続いています。

さらに、「食生活改善」開始後体重が徐々に減り、4月中旬現在、体重も45キロ位減り少し若返ったようですし、腸の動きがよすぎるせいか、寝るとき、ごろごろとかキューとかうるさいし**昼間もよく鳴るので家人には笑われますし、おならもよく出るようになって外出時には気を遣うようになりましたが**泌尿器だけではなく体調そのものが良くなったと思います。

泌尿器の状況が改善された理由は、「ガン細胞」が小さくなったからだろうと医師は言っていますが、確かに3月14日にはPsa3.63へ下がりましたが、実際にどの程度「ガン細胞」の転移は収まっているか、どの程度「ガン細胞」が縮小しているか解りません。

「今後の治療は!」

医師からは5月9日に二回目の「ホルモン剤注射」と、6月の「精密検査」が提案されていて、それらについては同意していますが、その後は、Psaの数値を見ながら「ホルモン間欠療法」を始めたいと考えています。

どの様な数値が続いたら「間欠療法」を始めたら良いのかは**2月の初め頃子供からインターネットの「晩期ガンからの生還 あきらめない 私のガン闘病記」を紹介されて読みましたし、2017年3月5日(BSTBS)放送「前立腺ガンと共に生きる」で「間欠療法」は紹介されていて興味深く拝見したし、また、(同放送)「前立腺ガンと共に生きる」ではNPO法人「腺友倶楽部」を紹介していましたのでインターネットで拝見もしましたが、まだ判断が付かないので経験者の話をもっと伺ってから医師には話そうと考えています。

なお、「治療」は順調に進んでいますが、「ガン細胞」の縮小があってもなくなるとは考えていませんので、将来は(BS-TBSで放送された)「近赤外線治療」や(BS-12で放送された)「免疫細胞治療」など苦痛が少ないと思われる治療を受けたいという気持ちはありますが(放射線療法やダビンチ手術は現在は考えていません。)「ガン細胞」との共存も可能とも考えています;

ともかく、今後「治療」を主体的に進めていくためには「学習活動」が重要と考えて「食生活改善」関係の著作「末期がん」から生還した人々の手記や「ラジウム温泉」関係の資料など**アマゾンで探して取り寄せて少しずつ勉強させてもらっています。

その際に**「はじめに」で記憶として書いた「末期ガン」から生還した人々の共通点として(**食生活の改善、適度な運動、適度な睡眠などストレスを出来るだけ減らした生活***)等を紹介した文献は今でもわかりませんが、その元となったのではないかと思われる本「ケーリー・ターナー著」「がんが自然に治る生き方」をアマゾンで見つけたので取り寄せて読み始めました

(以上、前立腺ガン治療経過報告「1」編集と加筆)

前立腺ガン治療経過報告」(2)2017年7月26日・・・2p・・・    

睾丸周辺の炎症」「頻尿」「過活動膀胱」の解消は現在も再発せず順調に続いています。実は書かなかったけれど「過活動便」のような状態もあったのですが・・2~3回は間に合わなかった・・同じように解消されて現在は順調です。 

最近週末は千葉の家の整備かラジーム温泉へ行くのでウヲーキングを目的に出かけることはありませんが、買い物ついでに、毎日シャツを2~3枚替える位汗をかいています

3p・・・さて、現在順調にPSA値は下がっていますが、私の手元の資料では・・私のように癌が骨への転移まで進んだ場合、このままホルモン療法を続けていっても、早ければ1~2年、遅くとも数年でPSA値が上昇し「再発」する・・と書いてあるので、そうならないように、生活習慣を変えようとしていますが、それでも再発した際には、病院によって治療方法の違いもあるので、自分自身でやりたい治療方針を作ってそれが可能と思われる病院を検討すべきと考えています。

p3~p4・・・「腺友倶楽部ネット」で、会の資料を検討して腺友倶楽部の講演動画をみたら、私の場合現在病院の治療は「ホルモン療法」だけですが、「小線源療法、放射線療法、塩化ラジウム223」を組み合わせた治療が可能らしいと思え・・ビックリ!・・また、新しいホルモン治療薬「アビラテロン、エンザルタミド」なども登場し保険利用可能になったたことも知りました。(しかし薬が高い、現在のニュープリンに比べると1ヶ月当たり50~60倍はする、私の場合月の治療費の自己負担額の上限は5万7千円なので毎月薬に5万7千円払うことになる)・・と言うように高価ですが効果も高いことは理解できました

「前立腺がん治療経過報告」(3)2017年9月30日・・・p2・・・「現在の体調」・・・PSA値は順調に下がっていますし、今年になって2~3ヶ月続いた頻尿や過活動膀胱症状や過活動便症状・・・などが解消した後も再発はなく、また、一時あった睾丸やその周辺の炎症や不快感も再発はなく体調は順調です。

「同」(3)p5~p6・・・腺友倶楽部のメールではホルモン剤の副作用対策が話しわれていますが・・・私の場合は夜中に暑くて目が覚めることがある事かと思いますが・・・元々夏は一晩中冷房をつけないと眠れないし、冬でも手足が冷えないのでホルモン剤の副作用かどうか解りません。むしろ副作用よりも、ホルモン剤を飲んだ次の日には会陰の不快感や炎症がなくなり、注射をした翌日には睾丸の不快感や炎症がなくなり、というように下腹部が軽くなり散歩が気持ち良くなったという良い作用しか実感はありません。

ホルモン剤投与以降の血液検査の結果も肝機能はむしろ良くなって全て正常値内にいるし、コレステロール値は下がり気味だし、Hba1cは正常値上限(元々糖代謝はいつも正常値内だった)から下降してきているので、数値に異常はなく、強いて言えば体重が下げ止まりになって(今年になって5~6キロ下がりましたが)いるけれど、それはホルモン剤のせいではなさそうです。

さて、どこで「ホルモン間欠療法」に入るかは、まだPSA値が下げ止まりしていないので未定ですが、ホルモン間欠療法を始めた場合、また睾丸やその周辺の不快感や炎症が起こるのではないかという「不安」があるので、PSA値が下げ止まったその時点でセカンドオピニオンと再度の精密検査を行ってから決めようかと考えています。

また、PSA値が下げ止まりせずに、どこかでPSA値が上昇する場合もありますが、いくつかの医療関係の資料を読むと・・・ホルモン剤で治療している人は、早ければ1~2年、大概は数年でホルモン剤は効かなくなってPSA値が上昇を始めるが、まれには10年以上経ってもPSA値に異常がない人もいると書いてありましたが・・・人によってなぜこの様な違いが生じるのか、あるいはどうしたら10年以上経ってもPSA値が上昇しないでいられるかという患者にとって一番知りたい情報は資料を読んだ限り不明なので、実際に私には何を当てはめて良いか解らなくなり治療を始めた頃は不安ばかり高まってしまいましたが、その後資料などを検討した結果、現在は、PSA値再上昇が直ちに生命に危険を及ぼす事態であるとは考えていませんし、しかもその際には、手段は色々ありそうなので、まずは精密検査を行ってから今後どうするか決めれば良いと考えています。

ともあれ、男性ホルモンを利用して増殖していた癌細胞は、体調が良くなったことやPSA値の低下状況などを考えれば相当減ってきたと思いますが、それでも多分「癌幹細胞」は生き延びていると思うので、今後も、「医療」を受けつつ、自分なりに、かつ楽しみながら、食事の改善や適度な運動やラジーム温泉療法や、その他生活習慣の転換を進めて行けば、たとえ「癌幹細胞」が存在していても「癌との共生」状況を作り出す可能性は大いにあるし、あるいは、「癌幹細胞」がなくなって治癒する可能性も結構あると思っています。

「前立腺ガン治療経過報告」(4)2018年6月30日・・・

p1・・・前立腺ガンに罹っている事が解ってから1年半くらい経ちましたが、前立腺ガンの治療が始める前・・・多分数年位前からと思うが・・・歩いていて犬に合うとよく見つめられていたし、動物園へ行ってもフクロウや猿に見つめられるというようなことがよくあって「お父さんは動物に見つめられる」とよく笑われていたが、去年の春頃以降は、歩いていて犬にあっても見つめられることがなくなり、どこの動物園でも動物に無視される状況が続き・・・「もしかしたら犬や猿などの動物には臭いで体調異変を感じる能力が有るのかな」と笑いあっていますが・・・

「同」()p3・・・

「今後の病院治療について」・・・1年位前はホルモン間欠療法についてどうしようか迷っていたが・・・去年の3月末頃から始まった就寝後夜中に体が熱くなる現象は治らないが・・・去年の3月頃収まった頻尿や過活動膀胱や過活動便、あるいは睾丸や会陰の炎症や尿道の鈍痛は再発しない・・・前立腺は38ccから(治療を始める前の資料は手元にないので不明)26ccへ縮小、また、なんと殆どなくなりかけていた頭頂部の髪の毛が生えてきた・・・というように体調が順調なので、ここでホルモン療法を止めたら、睾丸や会陰の炎症や頻尿が復活しないかとか、また頭頂部の髪の毛が、またなくなりはしないか・・・という心配もあって、未だに間欠療法には踏み切れないという状況にあり、現在も、ホルモン単独療法を続けています。

また、現在PSA値は下落が頭打ちになり上昇の可能性も出てきたが・・・PSA値は急激に上下するとは考えていないが・・・もし今後も上昇が続くようであれば、・・・以前(1年位前)はホルモン療法でPSAの上昇を抑えられなくなったら、ホルモン剤を変えるか抗がん剤治療を始めるか、二者択一しかないと考えていたが「前立腺ガンセミナー患者、家族の集い2017大阪」での岡本圭生氏講演ビデオ、藤野邦夫著「前立腺ガン最善医療のすすめ」、2018年3月17日「GS9~10」高リスク前立腺がんのベスト治療方法は?(ひげの父さん、前立腺:メモ)・・・などを検討した結果、現在は、ホルモン剤の変更よりもトリモダリティー(小線源療法、放射線外部照射、ホルモン療法)が最良の選択と考えています。

といっても、現在予約しても12年後(予約しても1年以上待つそうなので)くらいになるし、その前に、精密検査が必要なのだが・・・最新のMRIは生検の代わりになるそうなので(ひげのお父さんメモ)その際には生検ではなくMRIの利用を考えているが、最新の機械なので設置している医療機関がまだ少ない・・・という状況もあるので思う通りにはなかなか行きそうもないが、ともあれ、検討しています。

「ラジウム温泉療法」(前立腺癌治療報告「3」)より

さて、私はラジウム温泉が前立腺癌治療に効果があるのではないかと考えてラジウム温泉巡りを始めた訳ですが・・・ラジウム温泉巡りがPSA値の低下や体調の維持にどの様に貢献したかは全く解りませんが・・・8月の旅行帰りに福島県三春町の(やわらぎの湯)で・・・湯船にへそあたりまで数分間浸かっていたら、段々と内蔵が暑くなる・・・という初めての経験をしました。

一方、子供達は頭痛が起き始め、18歳の息子は腕を上げられないほど体が怠くなる・・・という症状が現れ始めたので、10分位で出てきましたが、驚きの体験でした。

今年の4月に恵那ラジウム温泉に行った時に初めて「湯疲れ」という経験をしましたが、その時は湯に20分以上入っていたので、今回とは違う現象ですし     8月の旅行で寄った北海道の二股ラジウム温泉・・・ウィキペディアではラドン量が温泉法の規定に達していないと記してあったが・・・でも、また、同様に8月の旅行で行った登別温泉でも(ラドン量0,07マッヘと非常に低い数字でしたが)何の変化も感じませんでしたし、以前行った放射線量が高いはずの栃尾又ラジウム温泉と増富ラジウム温泉では30分~40分湯に入っていましたが・・・(その際、増富では湯船の中の置いてあった石に跨がると前立腺癌治療効果があると書いてありましたが、先客がいたし次に裸で跨がることには抵抗があったので止めました、また、両方とも湯の温度は低かったのですが)何の変化も感じませんでした。

また、スキーなどで以前よく行った草津や野沢温泉では湯が暑くて困りましたが体の外側は暑くなっても内蔵が暑いとは感じませんでしたので、体験から考えると湯の温度による現象とは考えにくいです。

(やわらぎの湯)で入浴時間制限があるのはこうした現象が起きるので予防なのではと思いますが、近々、今回は(やわらぎの湯)での「岩盤浴」は体験しなかったので、また、連れ合いは仕事の都合で旅行途中で帰宅して体験をしていないので、今度は連れ合いを連れて、再度確認してくるつもりですが、子供達はもう行かないといっています。(私の体験した内蔵の暑さは湯を出て数分で収まり、その他子供達のような症状は起こりませんでしたが、30歳の息子の頭痛は翌朝には治りましたが、軽くはなりましたが寝るまでおさまりませんでしたし、下の息子は夜寝る時までには収まりましたが倦怠感と頭痛がなかなか収まりませんでした。)

それで、今後の予定ですが、(やわらぎの湯)へ岩盤浴も含めて再度行って、その後は新潟の村杉ラジウム温泉へ、暮れから来年あたりまでには三朝温泉、池田温泉・・・8月の旅行で最初に行くつもりが台風接近の為キャンセルした秋田県の玉川ラジウム温泉は・・・冬は雪崩事故で入浴中の方が何人か亡くなってからやっていないそうなので来年の春以降になるかも・・・と検討していますが・・・都内など身近にある岩盤浴は?ラジウム温泉の近くへ引っ越したら!・・・という意見もありました。

それで、インターネットで岩盤浴やラドン浴を調べると都内にも何件かありましたし、前立腺癌を岩盤浴で自ら克服したという経営者もいましたが、それはともかく、毎月ラジウム温泉へ行くとなると財政上問題なので・・・ましてやホルモン療法にも結構医療費が掛かるので・・・しかも都内や近郊であれば平日通えるので、行ってみようと思います。

ラジウム温泉の近くへの「引っ越し」についても検討はしていますが現段階では調査不足で、これからの実践との兼ね合いで検討を進めていけるだろうと思います。

さて、一方、インターネットでもラジウム温泉に関する情報を調べていますが、色々と興味深いこと・・・ニュウジーランドのラジウム温泉ロトルアについて「近況報告5」で述べましたが・・・ヨーロッパではオーストリアのバドガシュタインが有名だそうです。

また、チェコの鉱山労働者のラドンと肺癌の関係が指摘された事とか、岡山大学の三朝温泉での癌発生率調査では癌発生率が低かったし、アメリカのラドン含有量の多い地域の調査でも三朝温泉での調査と同じくラドン含有量が多いほど癌発生率の低下があったが、それは放射線の害はなかったという事は言えても放射能による癌発生率低下とまで論証するには無理がある・・・とか、あるいは、ヨーロッパでの調査では逆の結果が出て室内でのラドンに制限があるとか・・・色々と情報があって整理できませんが、また、「放射線ホルミシス・・・」とか何冊かの本も少しずつ目を通してはいますが、最近やっとラジウムの崩壊とα線とラドンと・・・キューリーとマッヘの違いとか温泉法とか・・・少しずつ理解してきた程度です。

ともあれ、前立腺癌治療薬に今年から「ラジウム223」注射薬が保険治療薬として日本で使用が始まりましたが、ましてや楽しみながら効果もあるかもしれないラジウム温泉は今後も利用していくつもりです。

強度変調回転放射腺治療(VMAT)での体幹部定位照射「SBRT」を始めた経過)

(当初はトリモダリティー)

先に述べたように、トリモダリティーの治療はメールを送る半年以上前から検討していたが、2018年の2月頃からPSA値が上昇し続けていたので、今がチャレンジ時だと決断をし、2018年12月に、滋賀医科大学小線源治療学講座の岡本医師によって行われているトリモダリティーでの治療の意思をメールで岡本医師へ伝えた。

しかし、岡本医師にメールを送った後に、「講座」は(2019年の12月で廃止となり治療は同年の6月までだが予約は同年6月まで一杯なので新規の患者は受け付けていない)という情報(2018年12月24日の腺友倶楽部の掲示板)を見つけたので、慌ててインターネットでトリモダリティーの治療ができない場合を想定して放射線治療の調査を進めた。

(VMATでの体幹部定位照射「SBRT」)

この調査で、それまでは、最新の放射線治療と言えばIMRT’(強度変調放射線治療)による35~36回に分けて76グレイ前後照射する方法しか知らなかったが、2016年4月からは前立腺癌治療にもVMATによる5回照射(35~36.25グレイ)SBRT(体幹部定位照射)の保険適用が始まったことや、VMATでの41回照射(82グレイ)もあることが解った。

また同じく「調査」で・・・いままでは「放射線治療を受けて再発したらその後の治療はホルモン剤や抗がん剤などの薬物治療しかない」と考えていたが・・・放射線治療後の再発にたいする治療が「救済小線源治療」や「救済外部放射線治療」として現在行われている事実が確認できたので「放射線治療を受けて再発したら・・・」というのはどうやらIMRTが登場する以前の副作用が多かったといわれている(3DCRT)による放射線治療の頃の事だろうと現在は考えている。

また、放射腺治療に際して・・・副作用軽減目的で前立腺癌治療にも「スペーサー留置」の保険適用が始まったことは、去年の10月頃の腺友倶楽部の理事長のメールと去年の11月24日の「男性がん総合ホーラム」での講演で知った(札幌高機能放射線治療センターで使用しているヒアルロン酸を使用した「スペーサー留置」はよく解らないこと・・・数時間で吸収されるならば毎回注入作業が必要になるのだろうか?であれば小線源治療では使えないのでは?保険治療なのか?・・・が多いが、当センターではVMATによる医療は行っていないので、それ以上の調査は止めた)・・・SBRTをVMATではなく従来型のサイバーナイフで行う場合は「金型」を前立腺周辺へ入れるということも・・・丸山ワクチンの10倍~100倍の濃度の(アンサー20)が放射線治療の際には保険適用となっていること・・・なども知った。

そして、VMATによるSBRTか41回照射か・・・しばらくの間インターネットで資料調査をして・・・考え続けてきたが、一方、岡本医師からは治療可能という返事はメールでもらったけれど、現状については、裁判資料をいただき、相談相手に「講座」の患者会の方を紹介してもらった。

それで、裁判資料を読んでから紹介された患者会の方に相談したところが・・・予約は1年以上先まで埋まっているうえに、今年の6月で滋賀大での岡本先生の治療は廃止という滋賀医大の方針のため今年から診療も止まってしまった。つまり、滋賀医大の妨害で私は多分1年以上岡本医師の治療は受けられない・・・という状況が判明した。

しかし、一方では、岡本医師は「再発」に対する救済小線源治療も行っていることも解り・・・放射線外部照射を先行させても、将来岡本医師の小線源治療を受けられる可能性が大いにあると言うこと・・・なので少しほっとした。

また、トリモダリティーの治療を受けられる可能性がある医師も紹介してもらい、その時は行ってみようかと考え、そのように返事をしたが、その後色々考えて、まずは経験値が高く通うのが容易な東京大学付属病院でSBRTを、それがダメなら多少遠くなるが、経験値は東大に比べて遜色のない(患者人数は少し少ないが、インターネットでの説明は丁寧)大船中央病院でSBRTと考えた。

東大付属病院で(VMATでの体幹部定位照射「SBRT」)

ホームページに記載されていた担当医師宛てに「東大医学部付属病院でVMAT(回転型強度変調放射線治療)によるSBRT(体幹部定位照射)」と「ゲルスペーサーの使用」による放射線治療を希望するというメールを送り、その後メールを何回かやり取りをしてから、面談、血液採取によるPSA検査、(骨シンチ、MRI)での前立腺がん検査を行った。

血液検査の結果・・・PSA0,8と予想通り上昇したが、骨シンチの結果は骨転移なし、MRIの結果は・・・過去痕跡はあるが現在はがんを発見できない・・・ということであった。

メールの当初のやり取りでは、担当医師はスタッフと相談して延命効果を期待しての放射線治療ということだったので、多分リンパ節近辺までガンがあると想定していたのだろう!私が荷物をまだ置いて椅子に座る前から・・・ガンが発見されませんでしたと驚いていた。

その上で、私が椅子に座るやいなや、医師からは{様子を見ますか?}と尋ねられたが・・・私は{やります!}と即座に答え、当初の予定通り放射線治療進めていくことになった。

放射線治療を始めた理由

東大付属病院で検査を受ける前は・・・2年前にはPSAが60近くあったのだから、現在のPSAの上昇は近い将来「再燃」の可能性が高いと考えるべきだと思っていたし、検査結果ではリンパへの転移や骨転移の可能性もあるかもと考えていた。

しかし、実際には、骨シンチとMRIによると現在はどこにもがんが発見されなかったのだが・・・(その後、腺友倶楽部のメールを見てみると、従来の、MRI検査でガンが発見できるのはある程度大きくなってからのようで、最新の全身拡散強調MRI(DWIBS)なら、あるいは現在は治験段階のPET-CTならば発見できたかもしれないと考えている)・・・2年前には確かに前立腺がんが存在していたのだから、何処かに「幹ガン細胞」はいるはずだと考えたので、近々ガン細胞が検査で発見できる段階まで発達すると予想できたし、しかも、PSA値が1以内の段階で放射線治療を始めた方がよいとも聞いていたので、放射線治療に迷いは無かった。

その上に「ゲルスペーサー」を使えれば放射線の腸への副作用が大幅に軽減されるし、VMATによるSBRTは最近始まった方法で、最初に始まった欧米の資料も数年くらいの資料しかないので他の放射線治療と比較した治療効果はまだ確定していないそうだが、理論的にはIMRTによる分割照射よりも治癒率は高いということだそうだし、 患者負担の軽減効果(回数は5回だから、回数はIMRTの分割照射の7~8分の1に、費用は約半分に)は相当高いと考えたと言うこともあった

放射線治療前後の体調

以下「前立腺ガン治療報告「5」「6」からの抜粋

・・・VMATによるSBRTは2月27日からですが、問題なのが浣腸です。最初の2回は家で行い電車の中で、出そうになったので、その後1回は午後にしてもらって病院で浣腸したのですが「ハイドロ」設置は9時に指定されたので通勤時間帯は避けたくて近くのホテルに泊まりました。また、2日続けたときは三日目の日は一日中寒くて参りました。もう既に4回やっていますが、これからも照射のたびにやらねばと思うと気が重いです。
 「ハイドロ」設置の際には点滴が効かないようで看護師さんと世間話をしながら行いましたので、麻酔注射は少し痛かったです。しかし設置するときは全然無感覚ですぐに 終わった感覚でした。下腹部の違和感は1日~2日でなくなりまた帰りは付き添いをつけてと看護師に言われましたが、全然問題がないので1時間休憩後診察をしてその後食事をして、のんびりと一人で帰りました。
 「アンサー20」の検討をしましたが、止めました。丸山ワクチンの10倍~100 倍の濃度なので少し副作用はあるとのことですが、放射線治療中は週2回保険適用なので実質無料なのですが、今の私には必要ないだろうと判断したことと、前立腺照射の際には白血球の減少はないと医師に確認もしましたので。

・・・・・・ホルモン治療を止めてから1ヶ月チョット経ってから右乳房の痛みが取れましたの でうれしくて仕方がありません。このままでは乳腺症になるのではと不安でしたので。ただ、就寝してからトイレに行くとき体が熱くて冷やしてから寝なければならないという状態は変わらないので、これはホルモン治療の影響ではなさそうです。
 下痢状態はその後も続いたため2日半断食をして少し軽くなったところで、お粥と梅 干しを食べたところ、数分もしないで調子がよくなり、その後は下痢はありません。浣腸と薬の影響で腸が痛めつけられたのに、「放射線」が終わってうれしくなって過食してしまった事が原因ではと医師に言ったところ「放射線の影響もあるかもしれませんよ 」という意見でした。
 「塀尿」状況は殆どなくなりましたが「過活動膀胱」状態が多少続いています。溜まってからの排尿圧力が強くて数回は負けました。排便も多少過活動なところはありますが、ホルモン治療を始めて1ヶ月経った頃はもっと強い過活動状態が排尿排便にあったので、その時に比べれば楽勝と考えています。・・・

以上「前立腺ガン治療報告「5」「6」からの抜粋

 

PSA値の変化と治療記録

2003年 6月 2日

PSA   2.04

(人間ドック)

2013年 7月30日

PSA  14.86

 

 

2016年 2月25日

PSA  41.4

前立腺炎治療開始

      6月17日

PSA  44.4

 

               11月18日

PSA  47.4

 

2017年 1月10日

4+5×5本、3+4×1本 

前立腺生検(近くの医院)

                 1月23日

 

前立腺癌確認

                 1月26日

PSA  59.999

江戸川病院 

                 2月01日

 

精密検査

                 2月02日

 

診察、転移確認

                 2月03日

 

カソデックス剤投薬開始

                 2月14日

PSA  17

リュープリン注射開始

                 3月14日

PSA   3.63

前立腺エコー38cc

                4月18日

PSA   0.73

 

                 5月 9

PSA   0.425

リュープリン注射2回目

                6月26

PSA   0,120

 

                7月31日

PSA   0.075

リュープリン注射3回目

              10月23

 

リュープリン注射4回目

              11月27日

PSA  0.036

 

2018年  1月15日

PSA  0.040

リュープリン注射5回目

                2月19

PSA  0.043

前立腺エコー26cc

                 4月  9

 

リュープリン注射6回目

                 6月12

PSA  0.09

 

                7月  2

 

リュープリン注射7回目

                9月25

PSA  0.243

 

               12月18

 

リュープリン注射8回目

2019年 1月25日

PSA  0.80

 

      1月30日

 

骨シンチ

      1月31日

 

MRI検査

      2月  6日

 

ハイドロスペーサー設置

      2月27日

 

SBRT開始

      3月  8日

 

SBRT終了

               4月10日

PSA  0.21

 

      8月 7日

PSA  0.03

 

2020年 2月 5日

 

PSA検査の予定

 

2019年8月現在の体調と現状

お粥と梅干しで治った下痢は再発しないし、排尿や排便も放射線治療前の状態に戻っている。やはり下痢は放射線の影響ではなく度重なる浣腸と続けて飲まされた下剤の影響だと思う。

ホルモン療法の影響だったと思われた右乳房の痛みも治った後再発はなく順調だが、夜トイレ後にあった体のほてりは5月の中頃から感じなくなり、現在はないので、多分ホルモン治療を止めたことが原因と現在は考えている。

不思議なことに、ホルモン治療開始後、徐々に増えてきた頭頂部の毛は現在も健在であるが、ホルモン治療と同時に始まった全く性欲が無い状態はホルモン治療中止後も続いているので、共通の関係性があるのかなと考えている。

前立腺ガン治療報告「4」「はじめに」(2018年6月30日)

・・・「前立腺ガンに罹っている事が解ってから1年半くらい経ちましたが、前立腺ガンの治療が始める前・・・多分数年位前からと思うが・・・歩いていて犬に合うとよく見つめられていたし、動物園へ行ってもフクロウや猿に見つめられるというようなことがよくあって「お父さんは動物に見つめられる」とよく笑われていたが、去年の春頃以降は、歩いていて犬にあっても見つめられることがなくなり、どこの動物園でも動物に無視される状況が続き・・・「もしかしたら犬や猿などの動物には臭いで体調異変を感じる能力が有るのかな」と笑いあっていますが」・・・と行った状態も現在も続いている。

睡眠は・・・2013年秋に腰痛になり翌年3月には会社を辞め、「主夫」になり、その後は、確かに、毎日よく眠り(8~10時間)・・・最近は(2019年7月20日記録)では、トイレや歯磨きで2回起きたが連続で13時間も寝てしまったということもあるほどだ。その時は、時計を見なければまだ寝られたという状況で、年と共に睡眠時間が長くなるようで、そのうちに目が覚めなくなるのではと考えるほどよく眠れる。

精神的なストレスは・・・会社を辞めて1年以上たったある日、表現しようが無いようなストレスとかイライラが脳から出ていったような気分に気づきました)・・・と「近況報告」で述べたが、その後も最近はストレスは殆ど感じない。

体重は・・・ホルモン治療を始めた頃は、数キロの体重の減少が有ったが、ホルモン治療を中止してから半年で数キロ体重が増えてしまった。

原因は、ホルモン治療にあるのではなく私の過食と運動不足が原因だろうと反省しつつ減量に取り組もうと思うが、多分筋トレ(特にヨガ)の影響で筋肉が増えたことも体重増加の要因の一つではないかと思う。

4年くらい前に初めてハンガーショックを体験。・・・腹は減っていたが、1~2キロ早足で歩いただけでなるとはショックだった。初めは足が動かなくなり体から力が抜けていくのは水分不足と思い座って水分を補給したが体のだるさが全然消えない。それで、ハンガーショックかもしれないと考えてコンビニでパンを食べたらすぐに回復。季節がまだ春で長袖を着ていたので熱中症にはなり得ないので、直ぐにハンガーショックと気づいたのはラッキーだった。その後も何度もハンガーショックを起こしそうな経験をしたが、起こす前に対処できている。

熱中症は・・・今年始めて体験した。35度以上あった日の日中、テニスコートでボール拾いを始めたら、熱がこもってボートし始めたが、汗は出ないし水分を補給しても胃の中でジャブジャブしていて全然吸収しない。それで、塩飴をなめて。持参した氷を手のひらで握りつつ時々頭も冷やしていたら徐々に回復してきたが、完全に体調が戻ったと感じたのは数時間後の夜になってからだった。軽い熱中症だと思うが、回復にこんなに時間が掛かるのは予想外だった。以後テニスコートへ行く時は塩飴と氷に冷却スプレー持参にした。プレーそのものは現在の体重ではふくらはぎの肉離れが怖いので自粛中である。

ちなみに、20代前後の頃は、炎天下でしかも野球のユニホームを着て何時間も走り回っていたが、水分と塩を補給(下級生の頃は隠れて)をしていたので一度も熱中症にはならなかった。また、冬風邪を引いて微熱が出ると、一日中グラウンドを走り回ると治ったという経験が何度もあったが、夏汗をかいてよく動いた年は冬風邪を引きにくかったという体験もここ30年くらいで何回かある。但しここ数年は冬は夜マスクをして寝る習慣をつけたので風邪を引いた事が無い。・・・20年以上前にたばこを止めてから喘息症状が出なくなり現在まで続いている。

現在の食事の管理状況

 野菜を一杯食べているからという理由で、会社を辞めても、以前と同じように、肉類や揚げ物やお菓子も毎食沢山食べていたし、また、毎月一回は「食べ放題」のレストランへ行くという生活・・・前立腺ガンに罹っていた(2013年7月30日、63歳の時にはPSA14.86)にもかかわらず、67歳半ばまで続けていたが、それでも会社に行っていた頃毎晩のようにあった胃酸の逆流は徐々に無くなっていったが、血液検査では肝臓機能やコレステロール値全然改善されないという状況は続き、どうしても食事の管理ができない!というジレンマは常にあった。

前立腺ガン治療経過報告(2017年4月)「1」)p2」・・・

前立腺ガンを確認した1月23日(2017年)夕食からは**

  • 「天ぷらやフライなど揚げ物類」の摂取禁止。
  • 「牛、豚、羊」など四足動物の摂取禁止。「サラダ油」の摂取禁止
  • 「白米、小麦原料のパン類、菓子類」の摂取禁止。
  • 「乳製品」の摂取制限。
  • 「サラダ油」の摂取禁止。
  • 「和菓子やケーキ類」の摂取禁止

など「食生活の改善」を始めました。・・・

というように生検で前立腺がんが発見されて、病院での治療を始める前から、食事療法を始めたが、前立腺ガンに罹ったことが分かってから始めた食事療法のおかげで、現在は食後の胃酸逆流症状は全くないというような状態になったし、やはり、前立腺ガンに罹ったことが分かってから始めた食事療法のおかげで、肝機能の数値は正常値にコレステロールはまだ高いが減ってきた。

その後の、最近の積極的な習慣・・・ほぼ毎食野菜スープ(ゴーヤ、モロヘイヤ、トマト、カボチャ、人参、大豆、玉葱、ブロッコリー、もずく、キノコ類などが多い)を取る、毎日有機栽培の豆乳(1リットル位)や有機栽培緑茶(200~400㏄)や有機栽培コーヒー(同前)を取る、毎日一回は野菜炒め(オリーブオイルを使用し、ニンニク、ゴーヤ、キノコ類、ズッキーニ、キャベツ、茄などが多い)を作る、パンは全粒粉パン、蕎麦はそば粉100%、麺類は粟稷稗の三穀麺、全粒粉パスタ、米は胚芽米に大麦か粟や稗などの穀物を混ぜたもの、毎日最低一食は魚を食べる、毎食果物を食べる、梅干し納豆大豆食品なども時々取る、間食は落花生、クルミ、アーモンド・・・などを行っている。

忌避食品は・・・白砂糖、精白小麦、精製した油、高温で揚げた揚げ物、アメリカホルモン牛、牛乳及び乳製品、マーガリン、ショートニング、ハムソーセージ類(亜硝酸ナトリームなど有害添加物が無添加のものは除く)などだが、旅行中は、白米(忌避してはいないがなるべく食べないようにしている。旨すぎる!)、白砂糖や精製した油を使用した食品を避けられなくていつも困っている。

肉類はアメリカのホルモン牛以外忌避していないが、鶏肉はなるべく国産の抗生物質を使っていないものとか、なるべく肉は比較的信用がおけるコープのものを使うが、一日1回以上は食べないように、できれば二日に1回ぐらいに抑えて、また量も一度に50~100グラムにしている。

しかし、「晩期ガンからの生還」というブログを出している一島さんのまねをしようと試みたが、人参リンゴジュースを大量に毎日飲むことはできなかった・・・当初は一日1回くらいから始めたが、1ヶ月くらいで挫折・・・「奇跡のシェフ」という本を出した故神尾さんのレシピ通りに食事を作るのも難しかったし、「ケント食」はとてもできそうになくてあきらめてしまった。

それで、私にあった食事を作ろうと考えて、資料も検討しながら実行してきたが、ともあれ、体は食物で作られるのだから、食べ物に注意することは人間の生命を維持発展させるため必要なことで、先に述べたように、前立腺ガンに罹ったことは食事の改善の好機でもあったわけだが、実際にそうしなければ他のガンや糖尿病や心臓などの循環器障害や脳梗塞などの脳機能障害になっていた可能性があったと思う。

また、特に前立腺ガンの場合は・・・乳製品や肉類や酸化した油などの大量の摂取が前立腺ガンの要因と統計的にはエビデンスとして存在するので、また、野菜の摂取が病気の予防に役立つという統計上(一日1キロ以上だと効果はそれ以上変わらない)のエビデンスも存在するので、それらに従って自分で工夫して調理するのであれば実行は難しいものではないと思う。

それで、これからも料理のレシピを増やし、パン作りや味噌、梅干し、ラッキョウ漬け・・・等も作ろうと考えているが、それらについては前立腺ガンに罹ったことが分かってから中断しているフェイスブックで写真をつけて公開していきたいと思う。

また、「クラインガルテン」の計画があるが、それについては「前立腺癌闘病記2」で。

食事の管理に参考にした主な資料

「最強の野菜スープ」前田浩著 「ハーバード大学式野菜スープで免疫力アップ!がんに負けない!」高橋弘著 「奇跡のシェフ」神尾哲男著 「チャイナ・スタディ」キャンベル著 「和田式食事法」和田洋己著 「がんが消えていく食事」済陽高穂、志澤弘共著 「ケント食ががんを消す」古川健司著 「がんが消えた奇跡のスムージーと毎日続けたこと」林恵子著 「ある完全治癒の記録」アンソニー・J・サティラロー著 「余命3ヶ月のガンを消したムラサキテルミさんの奇跡のレシピ」ムラサキテルミ著 「この食べ合わせが、がんにならない」白鳥早奈英著 「がんが自然に治る生き方」ケリー・ターナー著 「がん自然治癒」杉原弘章著・・・其の他SNS「三谷さん」「晩期ガンからの生還」など

ラジウム温泉巡り・・・2017年北海道旅行で二股ラジウム温泉と登別温泉へ行って以降まだラジウム温泉は行っていないが、現在計画中なので、実行したら今後はフェイスブックへ公開予定。

運動は・・・今年で70歳になったが、これまで、野球は中学高校大学でのクラブと会社での草野球子供の少年野球のコーチ地域のソフトボール、高校の授業ではハンドボール、サッカー、ラグビー、その他、卓球、自転車、スキー、登山、バレーボール、水泳、バトミントン、テニス・・自分でも驚くほどスポーツをやってきた。

また、少林寺拳法の8段だったと思うが、その友人にはよく練習相手をやらされたが、本格的にやろうとは思わなかったし、古武道をやっていた友人には少し教えてもらったがとても自分には無理と思ったし、太極拳をやっていた友人の怪我がすごくて、恐ろしくて私はやらなかった・・・など色々あったが・・・会社を辞めてからは、買い物ついでに、毎日シャツを2~3枚替える位汗をかいています(前立腺ガンに罹ったことがまだ分からなかった頃の近況報告)・・・といっていたが、現在は毎日一回は買い物ついでのウォーキングは行っているが、その他は週1回(いけないことも多々あるが)ヨガ教室へ通っているし、毎日一人で一日1回数分程度のヨガも行っているし、殆ど球拾いだけだが、また、天候にも左右されるが週13回のテニス場通いをしている。ともあれ、運動不足が前立腺ガンの原因の一つかどうか分からないが、適度の運動が認知症の予防や循環器機能障害や脳機能障害の予防に役立つのは間違いないので、今後は、今年の冬からはスキーの再開を目指しているし、テニスは体重が後20キロくらい減ったらボール拾いやめてプレーしようと考えている。*自転車は電動にしたが、もう電動自転車は手放せない!

今後の経過は、フェイスブックに載せようと思う。

放射線治療後のPSA

今年(2019年)4月10日の「放射線照射」後1ヶ月後の最初の血液検査では、PSA0.21だった事を考えると、放射線治療開始1ヶ月前はPSA0.8だったので、これまでの上昇率を下記の資料に基づいて計算すると放射線治療開始時にはPSA1.11.2くらいだったろうと予測すると、ホルモン治療を止めて2ヶ月後と時間が余り経っていないので断定はできないが、放射線治療効果は非常によいと思えた。

8月7日の2回目の血液検査ではPSA0.03だった。ホルモン療法を止めて5ヶ月過ぎたのでホルモンの影響も少なくなったところでの数字なので、将来再発があるにしても数年は先になりそうな数字だと思えた。

しかし、放射線治療後ホルモン治療を行わないケースをいくつか拝見すると、特に、武内理事長のHPで公開されているPSAの推移(他には武内さんのように放射線治療後ホルモン治療なしのPSA値の変化を詳しく表にした例は知らないので)と余りにも違いそうなので、放射線治療後PSA値が急降下するケースが・・・腺友クラブのメールだったと思うが記憶は曖昧だが・・・ホルモン治療を止めるとPSAの低下がある場合もある・・・という内容が記憶にあって私の場合は?という疑問もあった。

この様に考えながら、「前立腺ガン闘病記」を幾つか拝見していたら、「CAB療法(複合アンドロンゲン遮断療法)を行うと、一部の人では、前立腺がんの細胞が変化し、本来は治療薬として投与している坑アンドロゲン薬を逆に利用して増殖している場合があり、その際、坑アンドロゲン薬を中止することで、症状が改善する(PSAが低下する)ことがあり、この現象を坑アンドロゲン除去症候群(Antiandrogen Withdrawal Syndrome  AWS)と言います。」という記事を紹介していた。その方は、一般的に低下期間は2~4ヶ月だそうだが、その方は、1年継続しているとの事だった。・・・

それで、私の場合はSBRT(体幹部定位照射)までの約12か月間のPSAの22倍の上昇を見る(最低値2017110.036から・・・201910.8)と、ホルモン治療を止めてからSBRT実施までの間にはPSA検査をしていないので確認はできないが、坑アンドロゲン除去症候群の可能性はあると思えた。しかし、東大付属病院のPHに次のような内容が公開されていた。・・・・

[ 前立腺癌に対する根治放射線治療における5回照射の体幹部定位照射(SBRT)の結果 ホルモン療法を併用しなかった連続する47症例(2016/05-2018/02 ]

全例でIMRTを使用 PTVの95%に36.25グレイ/5分割で処方、年齢は57-81歳で中央値は72歳、前立腺肥大症に対する薬物治療をしていたのは36%の症例、グリーソンスコア7点以上が79%、T1c-T2aが77%治療前PSA値は10ng/mL未満が72%中リスク群が89%含まれていた。全例でPSA再発は見られなかった。

PSAの平均値(ng/mL)は治療前:8.0 → 3か月後:2.6 → 12か月後:2.0 → 18か月後:0.5と時間経過とともに順調に低下していた。

(本内容は2018年4月のJRSで発表したものです)

上記の内容は、腺友倶楽部のメールで指摘され、私は見たはずだが記憶が無かったのだが、ともあれ、私の場合は40グレイ照射なので、また、照射前のPSA0.8なので、チョット違うところはあるが、従来の放射線治療に比べて、PSAの低下が急なことはあり得ると思えた。

しかし、前立腺癌へのSBRTの保険適用が始まって3年余りしか経っていないので実績資料は少ないし、海外の資料でも私のような高リスク患者への治療実績は少ないので、後数年は待たないと資料確認できるようにはならないように思える。

ということで、現在の結論は、坑アンドロゲン除去症候群とSBRTとの、どのていどの割合か分からないが、双方の効果でPSAの低下があると推測されるということであろう。次回の半年後の検査(2020年2月)では、ホルモン治療をやめて1年後なので、多分ホルモン治療の影響は殆どなくなっていると思われるので、その時の結果でさらに考えてみようと思う。

以上・・・前立腺がん闘病記「1」

 

 

2021年2月27日 (土)

前立腺ガン闘病記(3)

前立腺ガン闘病記(3)「新たな環境で・・・」 2021年2月27日

(はじめに)
去年は、コロナウイルスが蔓延する中、母親の入院と手術と退院後の介護が始まるのが切っ掛けとなり、東京でのマンション生活から千葉郊外の一戸建てへ生活の拠点を移動した。当初は、東京と千葉の往復と母親の介護、両足の親指の内出血、親知らず抜歯後の後遺症、夏には熱中症になり・・・というように、チョットきつかったが・・・現在は、新しい環境にも慣れ順調に生活を続けている。
連れ合いも自分の母親の看護やコロナウイルス感染リスクを低減させるため、実家に生活拠点を移し自転車通勤を始めた。子供達は・・・といっても二人とも大人だが・・・運動や食事やゴミ出し買い物など二人で話し合いながら生活を進めている。そして、家族ラインで毎日連絡しながら、たまにはリモート会議を行うなど、同居していたときより関係は良くなった・・・と私も連れ合いも同感。
さて、4年前の2016年2月1日からカソデックスを飲み始め、以後2年間続けたホルモン治療(カソデックスの経口投与、三ヶ月毎のリュープリン注射)を止めて2年が過ぎ・・・さらに、2018年2月の終わり頃、スペーサーを設置して放射線照射(SBRT)を行ってからもうすぐ2年になる。
しかし、去年の9月の検診はコロナ感染のリスクを考えてパスし、その後も検診はしていないので、ここ1年間のPSAの推移は分からないが、散歩中の犬にあっても、治療前によくあった変な目で見られることもないし、体調も良いので、コロナも落ち着きオリンピックの予定も過ぎた今年の秋以降検査すればよいと現在は考えている。
というように、丁度区切りも良いので、(前立腺ガン予防活動)を「前立腺ガン闘病記(3)」としてこれからの記録を残そうと考えた。

(現在の体調)
治療を始めてからは4年が過ぎたが、治療を始めた時PSAは約60、その3年半前はPSA値14,86だったから、前立腺ガンに罹ったのは多分10年前くらいだろうと思う。その頃は、このまま「過食や偏食、運動不足、賃労働のストレス」など現在の生活習慣を続けていたら、肺ガンかあるいは胃がん・・・前立腺ガンは予想していなかった・・・になるか、あるいは脳血管障害が起きる可能性も考えていた。
一方前立腺ガンは進行していたので、全く外れたとは言えないが、なぜ前立腺ガンを想定できなかったのか?宿題にして先に進もう!!
 
「2年間続けたホルモン治療「カソデックスの経口投与、三ヶ月毎のリュープリン注射」を止めて2年が過ぎた」
4年前に治療を始めた当初1~2ヶ月経った頃、突然頻尿が治ったと思ったら過活動膀胱と過活動便がはじまった。便は2~3週間で治まったが過活動膀胱はなかなか治らず、すごい勢いで出るのでズボンを旨く下ろせなくてトイレ中尿だらけにしたこともあった。
当初はガン細胞が死滅して排泄されたのかと考えたが、消化器系のガン以外は便として排泄されないそうなので、多分食事が変わって、腸内環境も変わり古い腸内細菌が排出されたのだろうと現在は考えている。
頻尿が改善されたと同時に過活動膀胱状況になったのは、前立腺が縮小したことや死滅したガン細胞が血液から内臓で濾過された後尿として出てきたからだろうと考えている。
そして現在は、昼間は強い尿意が起きると10分くらいしか我慢できないので、どの程度の尿意か考えて行動しているが、時々間に合わないこともある。しかし、数時間尿意がないこともあり、就寝してからは、夜中は一度は起きるが結構量は出るので頻尿はないようだし、その後、膀胱がパンパンになるまで数時間起きない事が多いので過活動膀胱とも言えないと思う。
ホルモン治療を始めてから数キロ減った体重は、治療開始1年後くらいには徐々に戻り、治療を止めた時点では2~3キロ減位に戻り、その後治療を止めてから体重は2~3キロ増え、去年の12月頃には結局は治療前{102キロ前後}に戻ってしまった。
ホルモン治療開始後正常値になった肝機能の数値は、ホルモン治療を止めた後、血液検査はPSAしか計っていないのでどうなったか分からないが、コロナウイルスも収まったら、検査してみるつもりだ。
また、ホルモン治療を始めたら性欲が全くなくなったが、治療を止めてから1年経った頃から性欲が出てきた。2年経った現在は少し戻った程度だが。
また、最近は、夜中トイレに起きたとき体がほてるようなことはたまにある程度で殆どなくなったし、朝起きたとき膀胱がパンパンになりチョット勃起するようにもなった。というように、ホルモン治療の影響は徐々になくなっているように思える。
ともあれ、体重が減少したり肝臓機能が正常値になったのは、ホルモン治療開始と殆ど同時期(2週間くらい先行した程度)に始めた食事や運動の成果だと思う。
また、放射線治療を始める前の検査では前立腺ガンの痕跡はあってもガン自体が発見されなかったのは、ホルモン剤と食事や運動やストレスの軽減などの相乗効果と思う。

「放射線照射(SBRT)を行ってからもうすぐ2年」
 SBRT照射中始まった頻尿は、後一ヶ月程度で収まり、現在は尿の勢いはあるので放射線照射の副作用は現在はない。
しかし、検査前から飲み始めた薬によると思われる下痢が起こり始め、便秘は全然なくむしろ下痢しやすい体質と言ったら、薬を減らしても良いと言われたがそのまま飲み続け、さらに何度もの浣腸が重なり・・・治療後は下痢はさらに酷くなり、なんと梅干しとお粥で突然治るという経験をした。現在はおなかを冷やすと下痢が起きやすいが、それは放射線治療を始める以前からそうなので・・・現在は便通に放射線治療の副作用はないと言える。
しかし、振り返ると、スペーサーを設置してから放射線治療を行ったせいか、放射線自体による副作用は軽いと思われるが、放射線治療の準備の薬や浣腸が原因と思われる下痢症状が酷かった。そういう理由で、放射線治療はもうやりたくない!!

(生活習慣「過食や偏食、運動不足、ストレス」改善プラン実行の状況)
「クラインガルテンでストレス解消」
前立腺ガン闘病記(2)では「前立腺ガンの治療に一応区切りが付いたところで、クラインガルテンを始めようと考えているが、初めは小さくスタートしようと思う。」といったが、実際に新しい環境で活動を始めた。敷地約70坪の内使えるのは10坪くらいのものだが、前の所有者が木を一杯植えたので処理に時間と労力を掛けている。太い木はチェンソウで、あるいはノコギリで伐採し、乾燥させた後は薪ストーブで燃やしたり・・・。その後は・・・レモン、ポポの木、カボス、オリーブ、ゴーヤ、モロヘイヤ、ハーブ類・・・を5月頃までをめどに植えられるように作業を進めている。
しかし、一番のストレス解消は・・・笑う・・・ことなので、イライラしたら、失敗したら・・・しめたと思って笑う・・・そうしないとせっかく始めたクラインガルテンも意味が無くなる。

「16時間断食と運動」
 母親の病気に依存して体重は下がったが、母親の病気も回復して来ると、私の体重も徐々に増えて、結局去年の12月頃には元の体重に戻ってしまった。
それで、今年の12月には75キロとなり、ゲレンデスキーを開始することを目標に、去年の12月中頃から、16時間断食と1日当たり平均5千歩と毎日1回のヨガを始めたが、現在は、就寝の前に、マシンを使った歩きとヨガを行うことをプラスした。    結果として2ヶ月で4キロくらいは減らしたが、今後も目標を目指していけば、体重も減り前立腺ガン予防に繋がるとは思うが!
「食事」
4年前に前立腺ガンに掛かったと分かった2ヶ月前位までは、食べ放題の店へ月一には行っていたが、さすがに止めているし今後は行くつもりがない。また、16時間断食を始めてからは胃腸の調子がよいが、1回に食べる量を減らすには・・・数年前に比べれば食べる量は減ってはいるが・・・もう少しがんばらねば。
ともあれ最近始めたのは・・・クエン酸を積極的に取ることにした。様々なホットドリンクに入れたり炭酸水に有機カボスを混ぜたりして飲んでいる。梅酢は使っているが梅干しはちょこっと。また、MCTオイルも使い始めた。ラカントを使っていたがエリスリトールにした。ラカントはエリスリトールに少量の羅漢果を混ぜただけで殆どがエリスリトールらしいので・・・
果物は・・・デーツ、アボカド・・・を積極的に食べ始めた。其の他バナナやミカン類リンゴ柿など季節の果物も積極的に食べている。1日の最初の食事は胃に優しいので果物や豆乳で済ませることが多い。
鯖缶と玉葱は工夫してほぼ毎日食べている。オートミールも食べ始めたが、続けるかどうか分からない。
豆乳の摂取量は半年前に比べて半分くらい・・・1日5百cc・・・にしている。日本人は海藻を食べるので海藻を食べない人達と違って大豆による甲状腺障害を心配しなくてもよいそうだが、カロリーは牛乳と大差ないので太るのを警戒した。ただ、必ずクエン酸やココアやカボスを混ぜて飲んでいる。豆乳ヨーグルトは最近食べなくなったが、飽きたというのが本音。再開するかは検討中。
これから始めることにしたのは重曹によるパン作り、玉葱麹・・・現在自分で作る予定は以上だが、家では味噌作りを始めるという連絡が来たので楽しみだ!

「忌避食品」
酸化した油を大量に食べていたのが私が前立腺ガンになった要因の一つには間違いないので、揚げ物は忌避食品としてきた。しかし、今は自分で揚げ物は作らないし、スーパーなどで揚げ物総菜は買わないし、天やや松野や等にも4年以上いってないが、何回かどうしてもフィッシュバーガーに・・・ともあれ野菜炒めは作るが油はオリーブオイルを使いなるべく低温で作っている。勿論トランス脂肪酸一杯のポテトチップスは食べない!薩摩揚げを食べるときも,ゆでて油抜きをして食べている。 
また、EUと同じく米国ホルモン牛は忌避しているが、オーストラリア牛も米国より量は少ないがホルモン剤を使っていると分かったので止めている。鶏肉はなるべく抗生物質を使わない物を使用しているが抗生物質やステロイドを使わない豚肉は非常に高価なので普通の肉を週に200~300グラム食べている。和牛はホルモン剤使用は禁止されている・・・なのに米国牛の輸入を許可するのか?・・・そうだが高いし、抗生物質は使うので食べない。
牛乳は当初から飲まないし乳製品も食べないが、妊娠牛でなければ成長ホルモンが非常に少なくなるので大丈夫らしいが、日本では見つけられない!!
臭素酸カリウムやショートニングやマーガリンやバターや牛乳や砂糖を使ったパンや精白小麦パンも食べないようにしている。しかし、自分で作らない限り完全には無理そう。
 白砂糖は、家ではオリゴ糖とエリスリトールを使っていて、現在のオリゴ糖が無くなったら、エリスリトールだけにするつもりだが・・・例えば生協の総菜の素材に化学調味料や加工デンプンは使われて無くても、白砂糖は使っているというように、無添加の薩摩揚げにも砂糖は使われてる・・・悩んでしまう。できるだけ排除しているが。
「食事関係の新たな資料」
 ユーチューブ・・・(栄養チャンネル信長)同(doctor ishiguro)・・・其の他
「超一流の食事術・・・アイザック・H・ジョーンズ」「食べてもふとらず、免疫力が付く食事法・・・石黒成治」
その他・・・味噌関連、クエン酸関連、重曹関連、MCTオイル関連・・・書籍やユーチューブ
 亡くなった神尾さんの著書「奇跡のシェフ」、からすま和田クリニック和田氏著書「和田式食事法」・・・等は読み直している。

(医療関係)
「光免疫療法・・・小林久隆著」
まだ全部読んでいないが、一番期待していた光免疫療法が前立腺ガンを対象にするにはまだ先になると、本人が著書で述べたのがショック!心配していた「腫瘍崩壊症候群」は抗がん剤などとは違ってガン細胞だけが死ぬので、死ぬ細胞量は少ないので起きにくいそうなので安心はしたが。
「エクソソーム・・・落谷孝広著」
難解だ!まだよく理解できないがガンの転移にも関係しているらしい。其の他様々な病気や食品にも関連しているそうで、私にはなかなか把握できないが、新しい分野なのかなー!
「超一流の食事術・・・アイザック・H・ジョーンズ」 
この本もまだ一部しか読んでないが、数年前から知っていた(テレビを見て知ったが、そのテレビ局の酷い内容)、そして私もチョットやった16時間断食を提唱した人らしい!また、本人は高校生の頃まで「発達障害」だったが、食事によって治ってしまうという驚くべき体験!等印象的だ。
「高分子化ホウ素製剤」(今年2月23日のYAHOOニュースの記事、バイオダイナミックス研究所の前田浩氏が開発した)

 私は、ホウ素製剤と中性子を使った治療方法はむしろ中性子を出す機械の小型化が進んだ事によって治療が進んでいるように理解してきたので、この記事によれば、去年郡山市の病院で公的医療保険が適用されて始まるといわれていた喉頭ガン・・・その後調べてないので状況は分からないが・・・を対象にした中性子とホウ素化合物による治療は効果が無いというようにも取れるが!また、ホウ素化合物に液体のりの成分を混ぜるとマウスの実験では効果的であったという記事・・・があったが・・・それらと比べてくれないと違いが解らない!!また、前田氏の研究では高分子化された抗がん剤がなぜダメだったのか何処かで自分で意見を述べてもらいたいものだ。
以下については前回以降調べていない。
「FDAのオラパリブとルカパリブの承認」「PSMA放射線内用療法」「キイトルーダとオラパリブとの併用治験」「ペムブロリズマブ、ドセタキセル、プレドニゾンの併用投与二重盲検無作為化第三相治験」「キイトルーダとヤーボイとの併用治験」「オプジーボとヤーボイとの併用治験」「ホウ素中性子補足療法BNCT」「トレミフェン」「フェンベンダゾールとイベルメクチン」

(終わりに)
さて、前回の続きで車について・・・現在のアイサイト3のアクティブコントロールはカーブなどで減速しないし一般道路での特に減速が急すぎて怖い。渋滞では便利だが。日産のプロパイロットやスバルの最新のアイサイトXならば大丈夫そうだが。
去年の夏の、頭が痛くなったり足の筋肉が痛くなったり、体も怠くなり頻尿と過活動膀胱が一緒にという経験・・・熱中症経験・・・投薬で数日で治ったが・・・今年は体験したくないので、夏は何処か涼しいところへ避難したい!

 

                   以上 2021年2月27日  トドよしやん

 

               追記 「怪我と減量」2021年5月27日

「現在の状況」

前回の2月27日ブログ以降、ウオーキングで「右足親指付け根、左足アキレス腱」ウオーキングマシンで「左鎖骨」筋トレで「右肩前側」を痛めた。湿布と休養で全て治ったので多分全て筋膜炎だったと思うが・・・その後また現在は、左足太もも表側付け根と左側尻が痛くなり湿布を貼りコルセットをしている。急激な足揚げ筋トレとウオーキングのあと徐々に痛くなったので「骨転移」を疑ったが、休養と湿布とコルセットで痛みが和らいだし、筋肉を押とジーンと痛むので今回も筋膜炎らしいと判断している。・・いう状況なので今週はリモートヨガにも出席できずにいる。

「減量」

2週間くらい前からグルテンフリーを始めていたが・・・これまでの自分のグルテンの継続的な摂取と前立腺ガン発症との関連を疑っていたのと、大量の小麦を摂取してしまうのが自分の体重が減らない大きな原因ではと思ったからだが、実際には小麦を摂取しない代わりに米を沢山食べたので同じかと思ったら、グルテンフリーを約2週間行ったところ体重が1キロちょっと減っていた。

一昨日からは、1日の穀物摂取量を半減させ1日の摂取カロリーを2~3割減らすことにした。グルテンフリーは止めたわけではないが、減量を優先して考えると穀物摂取量制限の方が減量効果があるようにに思えるから。とりあえずは2週間続ける。

ただに実際にどの位の摂取カロリー減になるかは、これまでカロリー計算はしたことがないのでこれから勉強するつもりだ。

 

                                                                                                    以上 

 

2019年9月18日 (水)

トドよしやんのブログが掲載されているサイト

腺友ネットhttp://pros-can.net/のHOME「腺友仲間のサイト」・・・・・・・

じじ..じえんじえんがんhttp://jjzzg.napspot.com/の「前立腺がん治療体験記」

 

2019年8月31日 (土)

前立腺がん闘病記「2」

 

前立腺がん闘病記「2」・・・再発に備えて・・・

はじめに

SBRTによって、前立腺癌がなくなる可能性を期待してSBRTを選択したのだが、この間のPSA値の急激な低下はアンドロゲン除去症候群の可能性も否定できないので、何処かでPSA値が上昇し再発となる可能性もあると考えている。といっても、放射腺治療後のPSAの低下傾向を考えると、前立腺癌が再発したとしても数年は先になりそうだと考えている。

しかし、私ががんになる可能性は、前立腺癌だけではなく肺ガンの可能性(41年以上ディーゼルエンジントラックを運転したので)も高いと考えているし、また、脳疾患や循環器障害のリスクも年々高まるのだから、今後も生活習慣を改善して生活習慣病を予防していかねばならないと思う。

ということで、先ずは今後の生活習慣改善プランについて・・・述べていこうと思う。

今後の生活習慣改善プランプラン

(クラインガルテン)

前立腺癌闘病記「1」「現在の食事の管理状況」で今後について「これからも料理のレシピを増やし、パン作りや味噌、梅干し、ラッキョウ漬け・・・等も作ろうと考えているが、それらについては前立腺ガンに罹ったことが分かってから中断しているフェイスブックで写真をつけて公開していきたいと思う。また、「クラインガルテン」の計画があるが、それについては「前立腺癌闘病記2」で。」と「クラインガルテン」の計画についても述べたが・・・子供の頃、私の両親は自家菜園を行っていて、私はもっぱら食べるのを手伝っていたが、トマトのうまさやキュウリの苦さや旨かったけれど隙間だらけのトウモロコシや八つ頭の旨かったことなど今でも思い出す。・・・(60年前後の記憶は鮮明だ)ただ、手伝った作業は、肥桶をひっくり返したり芋掘りを手伝ったくらいの記憶しか無いが、残念ながら、50年くらい前に、その家は人手に渡り両親は東京へ出てきて、自家菜園は止めてしまったが、そうした自家菜園がある生活へのあこがれはずーとあった。

それで、20年以上前だが、ニュウジーランドに移住した女性の友人からは、500万円もあれば羊との牧場生活も可能だと伺ったが、そこまで大規模な農園を考えているわけではないので話を伺っただけだったが、ソ連が崩壊した際にモスクワの市民がクラインガルテンで生活を守った話に興味を持ったりとか、旅行先で農林省の役人から日本のクラインガルテンの調査資料を偶然見せてもらったり、実際に連れ合いと長野へクラインガルテンを見に行ったり、イタリヤに住んでいる連れ合いの友人が日本へ帰ってきた時に貴重な有意栽培のオリーブオイルを時々頂いたり・・・といっても、オリーブを有機栽培で作るのは難しいそうで、そこまでは私には無理そうだが・・・其の他「田舎暮らしの本」を読んだりと、少しずつ知識は増やしていった。

また、20年くらい前からは、友人に紹介していただいた、ある農園から直接有機栽培の野菜を取り寄せているが最近、市場に出回っている最近の野菜は長年化学肥料を使ってきたので、ビタミン類や其の他酵素類などが、実際には成分表の多分20%以上は低いらしいという情報(情報源は忘れた)があって、できれば食べる野菜の殆どを有機栽培で作られた物にしたいと考えるようになった。

それで、前立腺ガンの治療に一応区切りが付いたところで、クラインガルテンを始めようと考えているが、初めは小さくスタートしようと思う。

公開は写真と一緒にフェイスブックで始めようと考えているが・・・半年から1年位先になるかも!

(運動の習慣化)

前立腺癌闘病記「1」で「現在は毎日一回は買い物ついでのウォーキングは行っているが、その他は週1回(いけないことも多々あるが)ヨガ教室へ通っているし、毎日一人で一日1回数分程度のヨガも行っているし、殆ど球拾いだけだが、また、天候にも左右されるが週13回のテニス場通いをしている。」・・・というように運動を習慣化していると述べたが、今年の冬からはスキーの復活を目指す。といっても、初心者のつもりで初級コースでのパラレルターンの練習から始めるつもりだが、それは、フェイスブックで公開する。

スポーツについては、特にスキーで続けてリフトを何回も滑る(但し中級コース以下、上級コースは疲れて続けて何回もとても滑れないし、今は多分初級者コースでもすぐ疲れると思う)と、どんなに寒くても汗が出てきて気持ちがよくなった(その後食堂で昼飯を食べ昼寝が最高)し、次の日は朝から代謝が上がったように気持ちがよかったという記憶が強く、いつかは再開しようと考えていたので、今がチャレンジするチャンスと思う。

(また、逆に運動が過ぎると疲れて逆に代謝が落ちるが、それでも若い時は休養を取れば回復する。その際には10数時間寝ることはざらだったし、夜寝て起きたら次の日の夜だったりとか、山手線を何回も回ったという友人もいたが、現在は運動が過ぎるとハンガーノックや熱中症など、生命の危機が直ぐ起こるだろうから、絶対やらない。)

 また、ウオーキングと歴史探索とラジウム温泉巡りを組み合わせた小旅行を年に数回行いたいのだが、難しい!実行したらやはりフェイスブックで公開。

これまでの研究活動

以下・・・「前立腺癌治療報告3」2017年9月30日より抜粋・・・

「今後の研究活動」

患者自身の体験を自分で発信している人の講演を聴いたり、資料や本を読んだり、あるいは、新しい治療や薬などの情報などを読むと、どれを検討しても自分の治療に応用できそうで、勇気が湧いてきますので良いことだとは思いますが、一方では、できるだけ冷静に研究する必要性もあるとは考えるのですが、なかなか・・・。

ともあれ、千里の道も一歩から、今回は、8月の北海道旅行中に、今話題の「オプジーボ」について書かれた「免疫革命がんが消える日」を読み、また、帰ってきてからはメールで腺友倶楽部の理事長から紹介された本「がん光免疫療法の登場」をアマゾンで予約して取り寄せて読み「勇気」が湧いて来ました。旅行へ行く以前に読んで興味深かった「副作用のない抗がん剤」という本と合わせて感想を書いてみようと思いました。

また、それらに関連した資料をネットで調べていたら、色々と興味深い資料も見つけたので載せてみました。

(「がん光免疫療法の登場」)

「がん光免疫療法の登場」で紹介している「近赤外光」による治療・・・「近況報告5」(p12~13)でも・・・「将来は(BS-TBSで放送された)「近赤外線治療」を受けたい」・・・と述べましたが、この時のBS-TBSの「放送」では、日本での治験は未定とのことだったので、あと10年以上は待たなければと思ったのですが、この「本」によれば楽天が資金を出すことになったとのこと、そして近々日本でも治験が始まるとのことなので、数年以内には保険治療が始まると期待しているところです。ただ、抗体がない癌の治療は困難のようですが前立腺癌には抗体がないとは書いてなかったので治療対象になると思いますが、骨髄の治療は現在の技術では治療効果が得られないと書いてあるので、骨への転移がある前立腺癌の場合は、ラジウム233などの薬剤との併用になるのかなどと考えています。

さらに、この「本」で言うように治癒効果が高く、かつ治療費が安価になれば、高価な多くの抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬などが必要なくなり、医療費は下がるし、さらに、他の難病治療に多くの人材や資金の投入も可能になるので、「近赤外線治療」によって「医療革命」が起きるのではと大いに期待しています。

「がんワクチン」

また、この「本」では新しい「前立腺癌を対象にした免疫治療」として「がんワクチン」の治験が久留米大などで進められていて2018年度承認を目指していると書かれていましたので、ネットで検索してみました。

「ドセタキセル不適格再燃前立腺癌」は今年の5月で臨床試験を修了とでていましたが、それに入らない前立腺癌については今年の9月現在継続しているようです。

しかし、「がんワクチン」とはペプチドワクチンを注射してT細胞を活性化させるということらしいですが、様々な癌患者に投与し臨床試験を行った結果、66%の人の免疫が向上し10%の人に腫瘍の縮小が見られたということですが、前立腺癌単独の資料は見つかりませんでした。2018年度承認を目指しているのであればそのうち資料が出てくると思います。

また、「久留米大がんワクチンセンター」の「2017年度発表論文に「前立腺がんにおける免疫療法の臨床的進展について」という論文がありました。「要約」の「去勢抵抗性前立腺がんに対する新しい治療薬が開発されてきたがこれらはいずれも数ヶ月生存期間を延長させるのみで、新しい治療方法が求められている。最近、免疫療法は前立腺患者にとって効果的な治療方法として認められて、がんワクチンや免疫チェックポイント阻害剤などいくつかの治療戦略が臨床の場で研究されてきた。・・・・」は読みましたが、今の私の能力ではその後の論文は理解できないのでここには内容の紹介は出来ません。

ともあれ、免疫細胞を活性化させるとしても、基の自分自身の細胞が弱ければ治療効果を出すのが難しいし、また、癌細胞が免疫細胞からの攻撃を防いでいる仕組みを破壊しなければ免疫細胞の強化だけでは治療効果が出るのは難しいように思えますので、多分単独使用ではなく他の薬との併用使用になるように思えます。

(「免疫革命がんが消える日」)

「免疫革命がんが消える日」を読む限り、現在は前立腺癌治療にオプジーボを使おうとすれば自由診療でしか選択の余地はありませんが、薬価が今年から半分になったとしても年間1500万円というオプジーボの薬価に加えて、単独では効果が少ないのでヤーボイとの併用とか、あるいは抗がん剤との併用試験とか書いてあったので・・・そうなると、すごい薬価になりそうだし、オプジーボ単独でも「免疫の暴走による副作用」が指摘されているのだから、すごい副作用を考えてしまうし、さらに自分の免疫力が低ければ「免疫チェックポイント阻害薬」を投与しても効果は期待できないのだから・・・など考えると、とても私には自由診療を受けられません!

さて、現在治療薬として使用できる「免疫チェックポイント阻害薬」は、オプジーボとキイトルーダとヤーボイのようですが、これから続々と「免疫チェックポイント阻害薬」新薬が出てきて、近い将来製薬会社の売上総額が抗がん剤を越えると予想しているようですが、この本を読む限り、どれも現在、前立腺癌の保険治療対象薬にはなっていないのは勿論のこと、前立腺癌への「治験」も検討されていないように思えます。

この本を読む限り「免疫チェックポイント阻害薬」が前立腺癌の治療薬として登場する可能性は現時点では解りません。

(「副作用のない抗がん剤」の誕生)

さて、「副作用のない抗がん剤」で紹介している抗がん剤を高分子化した「P-THP」ですが、最初読んだときは「抗がん剤の高分子化」ということを知らなかったのですごい薬が出てきたと思いましたが、ネットで検索してみると、抗がん剤を高分子化して治療効果を高め副作用の低減を目指すドラッグ・デリバリー・システム(DDS)としては、ドキシル、アブラキサンという薬がすでにあって、NK105、NC6004、NK911、高分子ミセル、糖鎖高分子ベシクル(京大、2017年7月17日発表)など新たな薬の開発が進んでいるようです。それで、「P-THP」は他のDDS系薬剤とどう違うのか知りたい所ですが、この「本」では説明がありませんので、この「本」を読んだだけでは他のDDS製剤と「P-THP」の違いがわかりません。

また、「分子標的薬」の評価ではガン細胞の変異の数字を表で説明して白血病治療薬グリベックがなぜ効果があって他の「分子標的薬」がなぜ効果が少ないかと説明していますが、なんと前立腺癌は表にありません。また、「分子標的薬」について評価をしても「免疫チェックポイント阻害薬」には言及しないという理由もわかりません。あれだけ「オプジーボ」が騒がれているのにです。

ところで、この「本」によれば「P-THP」は副作用が殆どないうえに、前立腺癌への治療に効果があったのだから、前立腺癌に的を絞って治験を始めれば良いのではと思いますし、その際、この「本」で言うように、国と製薬会社が「ダメ」なので治験を始められないという理由であれば、楽天のような製薬関係ではない会社を探すとか外国の会社を探すとか、あるいは、「クラウドファンティング」を利用するという手段もあると思いますが。

しかも、「P-THP」は研究室で作られているので生産量が少なくて、現在自由診療で治療できるどうか問い合わせなければわからないようだし、仮に自由診療出来たとしても治験ではなく自由診療ですから安い抗がん剤を使っているとしても、旅費等も含めれば相当な費用が掛かりそうなので、なるべく早く治験を始めるべきだろうと思います。

ともあれ、前立腺癌の場合は、ホルモン療法が先行するのが一般的なので、まだ癌に抗がん剤への耐性が出来ていない事が多いのでDDS系薬剤の治療効果は高いと考えられるし、しかも、副作用が従来の抗がん剤より少なくなるのであればDDS系前立腺癌治療薬の登場を期待するところです。

「ナノ光線療法」

また、「ナノ光線療法」と名付けた治療を紹介していますが「がん光免疫療法の登場」で紹介している「近赤外光治療」との違いは・・・「近赤外線治療」は既に臨床試験が始められているし、楽天が参入しているように資金の裏付けも出来ているので進行度は全然違う・・・ということは解りますが、現在の私の能力ではそれ以上のことは理解しにくいのでこれ以上の評価は止めます。

しかし、同「本」では精製された食用油がなぜ発癌物質になり易いか(精製して見た目や味ばかり注意が行き・・・と言うのは米や砂糖や麦にも当てはまる)その理由が理解できたし、あるいは、子宮がんの原因と言われてきたアメリカ牛のエストロゲンの量を読むと、改めて驚きました。その他「がんを予防する食事」として、興味深いデーターが記されていますので他の資料とも比べながら今後の生活の転換の参考にして行こうと思います。

「ネットでの資料の検討」

(PD-L1抗体デュアルバルマブとPARP阻害薬オラパリブの倂療療法の試験)

ネットで調べていたら・・・2016年2月にアメリカ食品医薬品局(FDA)によりBRCA遺伝子、またはATM遺伝子変異陽性の去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の適応で画期的治療薬に指定された「分子標的薬」オラパリブ・・・遺伝子変異の割合」は前立腺癌の2%程度、進行性去勢抵抗性前立腺癌の場合は8%~12%のようです・・・が、転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とする臨床試験で免疫チェックポイント阻害薬(PD-L1抗体デュアルバルマブ)との併用が行われ、その中間解析結果が今年の2月のアメリカ臨床腫瘍学会泌尿器癌シンポジームで発表されオラパリブ単独よりも良い成績・・・数字の判断は私には出来ませんので・・・らしいです。

この様に、アメリカでは前立腺癌への治療に分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬を使う臨床試験が進められているようですので、時々ネットをチェックして資料を探して検討していくつもりです。・・・と言っても、私の英語能力は中学生1年生程度なので英語の論文など殆ど理解できませんが!

(ひげの父さん投稿の・・・前立腺がんMEMO

やはり、ネットを見ていたら偶然higepapa.biospot.・・・を見つけて読みました。内容は多方面にわたっており、とても全て読んで理解することはできませんが、前立腺癌の増殖や転移を阻害する抗マラリヤ薬「アイラントン」や肝炎治療薬(プロパゲルマニュウム)が今後癌治療にどの様に利用されそうかとか、C型肝炎の抗ウイルス薬「リバビリン」とホルモン剤の併用効果について・・・などが特に興味を覚えました。

というのは、40年位前に友人の精神科医が・・・十二指腸潰瘍の薬の精神科薬への適用経過と自分自身での「治験」を説明をしてくれてから、丸山ワクチンや最近ではサリドマイドの癌治療薬など、違う分野への適用にも関心があったところなので、非常に興味深いです。治療効果だけでなく、治療費の値下げが進めば良いことなので。

また、オラパリブについての記述もあったので読んだところ私が調べた資料より詳しい正確な内容のように思えました。

分子標的薬ハーセプチンについても紹介記述があったのでネットでも調べてみましたが・・・抗がん剤と併用して使用されていて、卵巣癌への治療効果は高いそうですが、オラパリブのように前立腺癌へ適用されるようになるかどうかまでは解りませんでした。

ともあれ、今まではセミナーの動画を主に見ていたので、これからは「前立腺がんMEMO」や紹介されているホームページを見ていこうと思います。

「ここまでのまとめ」

今後私に去勢抵抗性前立腺癌治療が必要になったら、副作用が少なく治療効果が一番ありそうで、治療費があまり掛からなそうな「近赤外線治療」を受けられたら良いなとおもいます。

DDS系抗がん剤や癌ワクチンや免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬や、その他様々な研究が進んで、また新しいホルモン剤や、ラジウム233のような新しい薬が保険適用も始まるなどを考えると、数年後の薬剤による癌治療効果はすごいことになりそうですが、一方では治療費の高騰で先端治療が受けられない人が多々出てきそうなので、「近赤外線治療」への期待が大きいです。

以上・・・「前立腺癌治療報告3」2017年9月30日より抜粋・・・

以下・・・「前立腺癌治療報告4」2018年6月30日より抜粋・・・

「インターネットによる最近の前立腺ガン治療メモ」

「近況報告7」で紹介した近赤外線療法以外の研究についてはその後資料がないので現時点では進展が解らないが、「近況報告7」以後、将来有望なガン治療方法になりそうな研究をインターネットで・・・「エイズウイルス、ヘルペスウイルス、ポリオウイル」など無毒化したウイルスを使った治療、トキソプラズマを使った寄生虫治療、CART細胞療法、IPS細胞から作成した「樹状細胞」治療、心房性ナトリウム利尿ペチプドのガン転移予防効果、ニコチンアミドモノヌクレオチドによるDNAの修復、骨転移前の非転移性去勢抵抗性前立腺ガンを対象にした新しい経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤(アパルタミド)・・・などが見つかりました。

そのうち国内では・・・(「東京大学医学部脳神経外科のグループがヘルペスウイルスを改変した「G47 」を使い、脳腫瘍の一種である・・・臨床研究を行っている・・・)・・・〔男の健康・・・医学ライター井手ゆきえ〕、また、和歌山県立医大のチームが・・・患者自身のIPS細胞から樹状細胞を・・・試験管とマウスの実験で・・・と日本経済新聞「327日」に載っていたが・・・なかなか私にはそれぞれの個別評価は難しいのでできませんし、その他国外での研究は、直接に前立腺ガンと関連しないと詳しく調べてもこんがらがりそうなので止めます。

ともあれ、アバルタミドだけは、アメリカで今年の2月「非転移性去勢抵抗性ガン治療薬」として承認されていて、日本でも今年の328日に厚生労働省に製造販売承認を申請したので、私の前立腺ガンに適用できるのは近いと思いますが、現在使用しているリュープリンでも24千円程度〔一ヶ月〕、2014年に登場した最新のホルモン剤エンゼルタミドは38万円弱もするのに・・・しかも現在はカソデックスも併用(ジェネリックス薬品なので薬価は低くしているが)しているが、同様に継続して・・・と考えると、薬価がどの様になるか・・・といっても一ヶ月に57千円以上は国民健康保険でカバーできるが・・・というように治験評価検討よりも治療費用に問題が行ってしまいがちなので、治験の結果評価をここで述べるのは難しいので止めておきますが・・・。

「近況報告9」では「近況報告7」で書いた諸研究がその後どの様に進んだかを含めて、自分なりの評価ができるように取り組もうとは考えています。

以上・・・「前立腺癌治療報告4」2018年6月30日より抜粋・・・

以下・・・「前立腺癌治療報告5」2019年1月より抜粋・・・

(近赤外線免疫治療)

今回の「調査」中に、がん情報サイト「オンコロ」や毎日新聞やユーチューブなどで・・・近赤外光線免疫治療につては、アメリカでの治験に続いて、去年の3月頃から国立がんセンター東病院で始まったことは知っていたが・・・その後についても調べた。

それらによると、2018年12月17日からは「扁平上皮がん」対象に日本国内10カ所とアメリカ、ヨーロッパ、アジア国際共同の第3相試験を開始したと報じられていた。また、前立腺がんの近赤外線による治療を2年後に開始するのを目指して研究をしているとの情報にはビックリ。

その他、この開発に取り組んでいる「楽天アスピリアン」には、最近、楽天やインターネット金融などを運営するSBIグループなどから約150億円の出資があり、これまでに合計315億円を調達したそうだ。島津製作所が治療器の制作を開始したという情報もあった。

など、どうやら、ここ1年で大きく進んでいるように思われるので、今後も注目していく。

その他「近況報告」7~8以降、ウイルスや細菌を使ったがん治療の研究や中性子を使ったがん治療など、目新しい研究がインターネットで公開されているが、整理が付かないので。

以上・・・「前立腺癌治療報告5」2019年1月より抜粋・・・

以下・・・「前立腺癌治療報告6」2019年6月より抜粋・・・

(前立腺癌治療に関する現在の情報)

この「近況報告10」を書く2~3ヶ月前までは・・・PSMA放射線内用療法・・・転移のある去勢抵抗性前立腺がんに対し、ルテシウム177という放射性物質がPSMAに張りつき、β線でがん細胞のみを破壊。{赤倉功一郎著、前立腺がん、P127}・・・理論上この治療なら、骨に限らず全身のあらゆる転移病変に効果を発揮する・・・(中川惠一監修、前立腺(がん患者会編、P32~33)・・・に興味があったが、最近の腺友倶楽部の倶楽部メールで次のように述べた。

(日刊ゲンダイDIGITALで犬の駆虫薬として使われるフェンベンダソールによるガン治療という記事ですが、なんと10年前に既に「慶応義塾大学先端生命科学研究所の・・・国立がんセンター東病院・・・らの研究グループ・・・」によって発表されていたのに・・・一体どうなっているだろうという、日本の医療への疑問と、2つめは、48日には光免疫療法に使用される薬剤が厚労省の先駆け審査の対象に指定されたというニュースですが、光免疫療法は当初の予測より治験が早まり去年の12月には日本国内10カ所とアメリカ、アジア、ヨーロッパで国際共同の第3相治験が始まり、「楽天アスピリアン」には既に315億円の資金が集まった事、島津製作所が治療器の制作を始めたこと等の一連のこれまでのニュースの流れをみると、いよいよ実用化か近いと思えますが、残念ながら前立腺がん治療はPMSAと結びつく物質の開発にあと2年を目標にしているという去年の12月頃のニュース記事以降ありませんが、不思議なのは、光免疫療法の第1相治験は国立がんセンター東病院で始まったことです。)・・・というように最近はフェンベンダゾール(家畜用駆虫薬)に興味が移り・・・インターネットを検索すると・・・現在は日本では3人くらいの人が服用を始めたようだが、アメリカでは・・・少なくても数十人の人が試用始めたとか、2~3の研究機関での検証なども始まったとか。また、皮膚ガンに直接塗って腫瘍が縮小し始めた・・・などのネット情報もあるそうだが、其の他中性子やウイルス・・・などを利用した最新の研究、其の他についても多少の資料があるが・・・まだ整理できていないと言う状況なので・・・8月には作る予定の「前立腺ガン闘病記」で整理して書ければと考えています。

以上・・・「前立腺癌治療報告6」2019年6月より抜粋・・・

・・・再発したら!!

(1)「フェンベンダゾール」を使います。

今年の5月4日日刊ゲンダイDIGITALで・・・オクラホマ州エドモンドに住むジョーさんが3ヶ月間フェンベンダーゾールとビタミンB、カンナビジオール(CBD)クルクミンを服用したところ、全身に転移していた小細胞肺ガンがPETスキャンでは写らないまでに回復した・・・というニュースを家人が見つけて・・・それを読んでビックリ!!

(その後調査した結果、日本ではネットでは数人の人が服用始めたということで経過はまだ確認しにくいが、アメリカでは以前からフェンベンダゾールの服用は行われていてネットには相当数の人達が出ているそうだが・・・ここでは纏めきれないので。)

さらに・・・2009年5月19日(米国がん学会誌・・・略)に「慶応義塾大学先端生命科学研究所の・・・らと国立がんセンター東病院・・・らの研究グループ・・・」が・・・「・・・ガン細胞が自身の増殖に必要なエネルギーを作り出す際に、回虫などの寄生虫が低酸素環境下で用いる特殊な代謝か、又はそれに類似した代謝を用いる可能性があることを世界で始めて実証・・・」という論文を発表したにもかかわらず、その後日本では研究も実証試験も行われず・・・という事実をツイッターで直接に病院へ電話確認したという記事が載っていた・・・一方アメリカではマウスによる研究が進められ、実証試験が個人によって始められたという事実にさらにビックリ!

 そう考えると、ノーベル医学生理学賞を2015年に受賞した大村博士らが開発したイベルメクチン・・・抗寄生虫薬として何千万の人を寄生虫から守った・・・が胆管ガン治療薬としても研究されているが、日本ではフェンベンダゾールと同じ事になりはしないかと考えてしまう。

 ともあれ、農水産省がフェンダーゾールの輸入制限を始めたという情報も入ったし、(CBD)は大麻から抽出されるので日本では入手できないなど、アメリカとは環境が違うので、すぐにアメリカと同じ条件で始めるのはチョット難しいが、副作用も少なく安価なので「再発」の際には是非実証試験に参加してみたいと思う。・・・その後8月の家人からの情報では中国で多くの人が利用始めたという情報がツイッターで出ていたらしい。

(2)再度放射線治療にトライします。

今回行ったSBRT(体幹部定位照射)は前立腺(原巣)に対して行ったので、「再発」した場合は、場所は前立腺ではなくその周辺のリンパなどと思うが、検査で特定できないと放射線治療は難しいと思う。だから、最新の全身拡散強調MRI(DWIBS)、あるいは現在は治験段階のPET-CTを使って、再発場所を特定しなければならないと思う。

特定できれば、前立腺周辺へ放射線照射を行う際には・・・今回と同じくハイドロスペーサー設置も行う・・・SBRTになるかどうかまでは判断できないが可能と思われる。

ただ、救済小線源治療は、今回前立腺へ高い放射線量を照射したので、難しいかなと思う。

(3) (近赤外線免疫治療)に期待!

前立腺ガン治療経過報告「5」p3・・・(今回の「調査」中に、がん情報サイト「オンコロ」や毎日新聞やユーチューブなどで・・・近赤外光線免疫治療につては、アメリカでの治験に続いて、去年の3月頃から国立がんセンター東病院で始まったことは知っていたが・・・その後についても調べた。

それらによると、2018年12月17日からは「扁平上皮がん」対象に日本国内10カ所とアメリカ、ヨーロッパ、アジア国際共同の第3相試験を開始したと報じられていた。また、前立腺がんの近赤外線による治療を2年後に開始するのを目指して研究をしているとの情報にはビックリ。

その他、この開発に取り組んでいる「楽天アスピリアン」には、最近、楽天やインターネット金融などを運営するSBIグループなどから約150億円の出資があり、これまでに合計315億円を調達したそうだ。島津製作所が治療器の制作を開始したという情報もあった。など、どうやら、ここ1年で大きく進んでいるように思われるので、今後も注目していく。)・・・と書いたが、その後は第2相治験の結果が発表されているそうでまだ見ていないが第3相治験の結果はまだ公表されていないようなので治験の結果は評価できないが、4月8日には光免疫療法に使用される薬剤が厚労省の先駆け審査の対象に指定されたというニュースはあり、残念ながら前立腺がん治療はPMSAと結びつく物質の開発にあと2年を目標にしているという去年の12月頃のニュース記事以降新しい記事は見つけられなかった。

 また、近赤外線は肛門から挿入するしか無いと思われるが、私のように太っていると腸と前立腺の間の脂肪が厚く有りそうなので治療効果が出るか疑問で、骨と脳には向かないといわれているので骨転移が多い前立腺ガンの場合には治療効果が期待できない。さらに、大量に一時にガン細胞が死滅したら消化器のガン以外は腎臓を痛める可能性が高いので治療に注意が必要なようだ。しかし、副作用も少なくでき安価に治療できる可能性がある「近赤外線」には期待している。

(4)PSMA放射線内用療法に注目。

転移のある去勢抵抗性前立腺がんに対し、ルテシウム177という放射性物質がPSMAに張りつき、β線でがん細胞のみを破壊。{赤倉功一郎著、前立腺がん、P127}・・・理論上この治療なら、骨に限らず全身のあらゆる転移病変に効果を発揮する・・・(中川惠一監修、前立腺(がん患者会編、P32~33)・・・に興味があったので、その後ネットで調査すると、オーストラリアでは第2相治験まで進んで良い結果が出たので海外での実用化は近いようだが・・・論文を読んでも私には判断難しいが・・・とにかく実用化へ進んでいるようだ。

しかし日本では治験は全然行われていないようで、ある病院のサイトでは日本での実用化は5年~10年先になるのでオーストラリアの病院を紹介すると勧誘していた。・・・日本の医療は遅れていると思う。「近赤外線治療」もたまたま楽天の三木谷氏が出資したので進んだが、日本の製薬会社や政府の主導では我々患者は不安になってしまう!!と考えていたが、近々治験が始まる可能性が出てきたという情報も入ってきたので、注目している。

(5)抗がん剤は?

2年近く前には、副作用が少ないといわれている抗がん剤を高分子化したドラッグ・デリバリー・システム(DDS)が前立腺ガン治療にも登場すれば使いたいと思っていたが。特に前田浩氏の研究が進むのを期待してきたが未だに治験が始まらないようで、前田氏は一方では「最強の野菜スープ」という本を出版されていて、興味深く読んだが、「高分子化」は進めていますと本書でも述べているが・・・治験はいつ始まるの?・・・一方現在の前立腺ガンの抗がん剤は、がん初期ならば効果はありそうだが、ガンが転移して症状が進んでリンパ球の数も低下していくような状況で使っても副作用で苦痛を受けても治療効果は望めないと思う。

また、最初は効いてもいずれ耐性ができるケースが多いようで、使い方が難しいので、現時点では再発を確認したら直ぐ使うか、それができなければ使わない方がベターと考えている。

(6)ホルモン剤治療

これまで述べてきたように、「フェンベンダゾール」「救済放射線治療」「近赤外線治療」「PSMA放射線内用療法」などを考えているので、現在ホルモン剤使用は検討していないが、もし使う必要になっても、アンドロゲン除去症候群の可能性があるのでCAB療法はできないと思う。ただ、新しい治療薬や治療方法が出てきているので、もしホルモン治療を行うとすれば、今度はホルモン治療専門医がいる病院で治療を受けるつもり。

(7)追加「2019年10月9日」・・・丸山ワクチン

 ブログへ投稿後しばらくしてから丸山ワクチンを載せていないことに気がついたが、多分、単に忘れたのだろうと追加投稿内容を考えながら、「サンデー毎日2019年10.6増大号」を読んでいたところ・・・「センデナリアン(100歳超)7万人」に関する特集に興味があったからだが・・・大腸がん摘出手術を受けてから抗がん剤治療を拒んで丸山ワクチンを使用して手術後7年以上経過したが現在再発はないという手記が掲載されていた記事を偶然見つけた。

前立腺がんでは丸山ワクチンを使用している人は知らないが、他のがんでは現在でも使用されていると興味深く読ませてもらったが、その方は従来通り40日分1万円(9千円プラス消費税と記載している本もあるが)を使用し・・・アンサー20(従来の丸山ワクチンの10倍~100倍の濃度)は放射線治療の際に週2回まで保険適用、自由診療では13千円~1万円だそうだが・・・私は、どうしようか決めていないが・・・。

 ただ、丸山ワクチンよりも効果があるかどうか分からないまま、高価な他のがんワクチンを使用することはしない。

以上前立腺闘病記「2」

追記2020年2月23日

(はじめに)

2020年2月5日に半年ぶりのPSA検査(ホルモン治療中止後1年後、放射線治療開始後約11ヶ月後)を東大付属病院で行い・・・PSA値は0.96だった。去年8月のPSA値は0.03だったので、今回PSAが検出されないこともあるかなという期待はあったが、残念ながら、逆に、半年でPSA値が32倍になった。

とはいえ、私はアンドロゲン除去症候群だったのだろうと考えれば、去年の2月にホルモン療法を止めたために一時的PSA値が急激に下がったが、(0.8・・ホルモン治療中止・・0.2-0.03)その後は逆にホルモン療法の影響がなくなり上昇した・・・と考えられる。

であれば今後は、放射腺治療の効果がでてくるはずなので、PSA値が下がりかつ安定するのを期待するが、一方、放射線治療の効果なくPSA値が上昇続けて再発となる可能性もあり・・・どちらになるか私には予測が付かないので、再発を念頭に置きながら様々な準備を進めるしかないだろうと思う。

 

(PSMAを利用した治療)

「腺友倶楽部第5号」ではPSMA放射線内用療法の体験者お二人の体験レポートが公開されていて非常に興味深く読ませていただいた。全身にがんが広がっても治療効果があると言うことは優れものだと思う。費用も日本で治療ができて保険適用となれば従来の放射線治療と変わらないように思えるので何とか早く日本でも治療が始められないだろうか。勿論再発した場合は私も治療を受けたいと思う。

一方、期待していたPSMAを利用した近赤外線免疫治療の新しい情報はないが、先月の下旬にはテレビや新聞などで・・(がんのマウスの静脈にホウ素化合物とポリビニルアルコール「液体のりの成分」を混ぜた薬剤を投与し・・中性子線を当てる)実験が行われ、5年以内に臨床試験(治験)というように、実際の治療が始まるのは大部先になりそうだが、私にとっては新しい放射線内用療法になるかもしれないという期待が持てる情報に思えた。治療効果はどうかは分からないが、比較的安価だそうなので実用化されれば他の療法と併用しやすいと思われる。

 

(フェンベンダゾール)

フェンベンダゾールについては大勢の方が利用されていて経過はツイッターでみられるし、フェンベンダゾールではなく人間用の駆虫薬でクリニックで脳腫瘍を治療している人もいるが残念ながら前立腺がんを駆虫薬で治療している人の情報はない。

また、イベルメクチンは胆管がんの治療効果があるという記事の紹介はしたが、3年以上前には大阪大学で、上皮性卵巣がん治療において、イベルメクチンがパクリタキセルとの併用で強い腫瘍退縮効果を示すことが判明したという紹介記事を見つけた。ただその後どうなったか分からないが、どうやら、がんの治療効果はフェンベンダゾールだけではないらしい。しかも駆虫薬は抗がん剤に比べると副作用は少ないし安価なので私は前立腺がんが再発したら使うつもりだし、他のがんに罹っても勿論使うつもりだ。

 

(丸山ワクチン)

インシュリンの皮下注射は自分でできるのに丸山ワクチンは週3回なぜ病院でやってもらわなければならないのか疑問だったが、丸山ワクチンは正式な治療薬ではないので自分では打てないという法律なのだそうだ。しかし実際には自分で打っている人もいるそうなので・・・

 

(オラパリブ)

国立がん研究センター東病院でペムブロリズマブ(キイトルーダ、免疫チェックポイント阻害薬)とオラパリブ(リムパーザ、進行した卵巣がんへの分子標的治療薬)の前立腺がんへの併用治験が始まったようだ。(患者募集は2019年10月25日)

去年アメリカでの治験が紹介された記事を読んだとと思ったらもう日本でも治験が始まったのには驚いた。治療効果について注意して読まなかったので分からないが費用は相当な物だったと記憶している。去年記事を読んだとき一週間のアメリカでの治療費を見た感想!ただ具体的な数字は忘れた。勿論効果があって保険適用になれば再発した場合使用したいが。

 

(おわりに)

最近の癌治療研究は盛んなようで5年後が楽しみという印象だが、私は専門家ではないので全体を把握するのは困難である。だから自分で利用したいあるいは利用可能と思える物しかここでは書かない。また、ホルモン治療は2年続けたのでできればもうやりたくないが、今後も場合によっては使用することもあり得るとは考えているので、新しい治療薬や新しい治療方法については注意している。

 

以上2020年2月23日

 

追記2020年4月19日

(はじめに)

 今年は・・・と意気込んでいたが、今年の1月9日親知らずを抜いたところ、その日の夜には38.5度前後の熱と激しい痛みが起きた。熱は37~38度が一週間続き、平熱になるには3週間近く掛かった。口がちゃんと開けて食事ができるようになるには1ヶ月半以上後の事だった。・・・という恐ろしい体験から今年は始まった。

 また、半年でPSA値0.03から0.96へ32倍も上がるという驚きの体験、92歳の独り暮らしの母親が突然胆嚢炎で救急車で入院しあたふたとし、3月の中旬には喉がひりひりし始め、その後微熱が数日続いた後3月31日夜には37,4になり、コロナに感染したかもと慌てて葛根湯を飲んで11時間寝たら翌日は平熱となりほっとしたり・・・其の他行動を起こすべき事が多々あって慌ただしい日々だった。

 そんな自分とは別に、客観的実在は関係なく進む。それで少し落ち着いた所で資料整理を始める事にした。

(PSMA PETを利用して放射線治療した人の報告)

を腺友倶楽部のメールで拝見した。私の前立腺がんが再発した際には治療を始める前にどうしても受けたい検査と考えていたが報告を読んでますますそう思えるようになった。本人の同意を得てないのでメールを公開するわけにはいかないが。なるべく早く本人から自分のホームページに経過を公開するように進めようと考えている。

(MSD株式会社からの委託による治験広告について)

MSD株式会社からの委託による【治験広告】去勢抵抗性前立腺がん 免疫チェックポイント阻害薬と分子標的薬の治験・・・が腺友倶楽部のサイトに載っていた。使用する薬剤名は書いてなかったので、去年患者募集を行った国立がん研究センター東病院で・・・ペムブロリズマブ(キイトルーダ、免疫チェックポイント阻害薬)とオラパリブ(リムパーザ、進行した卵巣がんへの分子標的治療薬)の前立腺がんへの併用治験が始まったようだ。(患者募集は2019年10月25日)・・・と書いた内容と同じ薬剤かどうかどうかこの広告では確認ができなかったが、また、関東では治験場所は佐倉市とあったので国立がん研究センター東病院は柏市なので治験場所も違ったが、後にネットで調べたらMSD株式会社とはキイトルーダを販売しているメルクの日本法人だったので多分同じ内容の治験と思われる。

また、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)とドセタキセルおよびプレドニゾンの併用投与をプラセボ、ドセタキセルおよびプレドニゾンの併用投与と比較する二重盲検無作為化第3相試験も始まるようだ。どちらも私には治験適用外だが・・・。

(キイトルーダ、免疫チェックポイント阻害薬、オプジーボと併用すると皮膚がんや肺ガンによく効くと言われている・・・と書いたことの訂正)

キイトルーダが免疫チェックポイント阻害薬、オプジーボと併用すると皮膚がんや肺ガンによく効くと言われていると書いたが、キイトルーダではなくなくヤーボイ(免疫チェックポイント阻害薬)と取り違えていたので訂正し削除。

キイトルーダと分子標的薬との併用は他にも分子標的剤(アリムタ)との併用もあるようだが、オプジーボとの併用記録はなかったが、ヤーボイとの併用で去勢抵抗性前立腺がんに効果があったという記録はあった。

オプジーボはヤーボイとの併用はあるが分子標的薬との併用は確認できなかった。また、オプジーボとキイトルーダとは競争関係にあるという記事(免疫革命がんが消える日・・・日本経済新聞社)はあったが、これまで併用の記録は見つからなかった。一方、ヤーボイはどちらとも併用治験を行っている。

(オプジーボとヤーボイの併用療法が、治療歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんの患者で奏効を示す)

「去勢抵抗性前立腺がん 免疫チェックポイント阻害薬と分子標的薬の治験」をネットで検索していたところ(オプジーボとヤーボイの併用療法)という記事を見つけた。これはアメリカでの発表で日本で治験が始まるかどう分からないがキイトルーダが日本へ進出してきた事に対して競争相手であるオプジーボは、肺ガンや皮膚がんだけではなく前立腺癌治療に於いても日本でヤーボイと共同でキイトルーダと競争始めるだろうか注目している。

(今回ネットで調べた内容を整理すると)

*・・・ペムブロリズマブ(キイトルーダ、免疫チェックポイント阻害薬)とオラパリブ(リ ムパーザ、進行した卵巣がんへの分子標的治療             薬)の前立腺がんへの併用治験(アメリカに続いて日本でも始まる)

*・・・ペムブロリズマブ、ドセタキセルおよびプレドニゾンを併用投与する二重盲検無作為化第3相試験(日本でも始めるらしい)

*・・・キイトルーダとヤーボイとの併用治験(アメリカでの治験)

*・・・オプジーボとヤーボイとの併用治験(アメリカでの治験)

 

このネットで発表されている内容の評価は私には難しくてできないが、免疫チェックポイント阻害薬と分子標的治療薬が前立腺がんに使われるようになるのは画期的なことだし、是非競争して治験でいい成果が出るのを期待している。

(おわりに)

葛根湯や麻黄湯や小生竜頭其の他・・・は風邪を引いたら直ぐ飲むように備蓄しているが、コロナウイルス対策で漢方薬が全然話題になっていないのが不思議だ。インフルエンザにはタミフル等よりも麻黄湯の方が効き目があると思っているが。また、イメルベクチンがコロナには効果があると言われているがそれならフェンベンダゾールはどうだろうか。アビガンが話題になっているがイベルメクチンと比べて効果はどうなのか。現在のインフルエンザワクチンとこれから作る予定のコロナワクチンの違いは?・・・全然誰も教えてくれない。

 ともあれ、近々地震などの災害が起きるような気がして数年前から始めていた地震対策を去年の12月頃から一層押し進めてきた。食料品や飲料水の備蓄は1週間から2~3週間へ、緊急トイレや医薬品やマスクやアルコール消毒液等の備蓄も進めてきた。ところが起きたのは地震ではなくコロナウイルスの出現だった。地震対策を進めてきたおかげで知人にマスクやアルコール消毒薬をあげる余裕もできたが。

 

以上2020年4月19日

追記2020年6月19日

(6月3日の夕食から脂質制限食を始めた)

というのは、92歳の母親が胆石が原因の胆嚢炎で2ヶ月半入院し無事退院はしたが、退院しても胆石症そのものは治っていないので、退院後も脂質摂取制限を続けなければならないが、一方私自身の食生活を考えると、私も脂質摂取が多いのでこのままでは母親と同じく胆嚢炎になるのではという恐怖が出てきたので、私が母親の食事作りを担当し、ついでに私も胆嚢炎予防を始めたということなのだが。

さて、脂質制限の内容だが、病院の栄養士さんからは母親は脂質摂取を120グラムから30グラム以内と言われたが・・マヨネーズやオイル入りドレッシング、天ぷらや揚げ物(薩摩揚げや厚揚げなどは茹でて油抜きをする)トリの皮、ブタや牛の脂身、マーガリンやショートニングやバターが入っているパンや菓子類やカレーや即席麺、牛乳や乳製品類(バター、チーズなど)・・の摂取禁止、一方主食は胚芽米や大麦、全粒粉パンやライ麦パン、毎食蛋白質とビタミンをバランスよく(野菜を多めに)かつ塩分を控えめに、豆乳や豆乳ヨーグルトの摂取、果物は毎食少量を摂取・・といったグラム計算などしてない大雑把な内容だが、ともかく始めた。

実際に始めてみると、脂質が少ないとドカ食いできなくて食事の量が以前よりも半分くらいに・・体重は始めて2週間で2キロくらいの減だから今後運動と合わせれば減って行きそうだし、コレステロール値も下がるのではという期待が出てきた。

というのは、私は以前から脂肪肝を指摘されていたが、前立腺癌に罹っていることが判明してからホルモン療法と同時期に食事療法やウオーキングを始めたら、急激に肝機能が正常になった。しかし、コレステロールが前立腺癌の餌になるとか、コレステロール値が高いとアンドロゲンの分泌が促され、前立腺がんが増殖しやすくなるなどの記事を読んでいたので非常にコレステロール値が気になっていたが、コレストロール値は余り下がらず基準値以内になったことは一度もなかった。

体重もホルモン療法を始める前から比べるとホルモン療法開始後数キロ減ったが、ホルモン療法を止めたら逆に体重が増えてホルモン治療を始める前に戻ってしまいこれまた気になっていた。

コレステロール値が下がらない事や体重が減らない大きな原因は食事の量が多すぎることだと思うが、母親と一緒に脂質制限食を始めることで、体重やコレステロール値も下がり胆嚢炎予防だけではなく前立腺癌予防効果も可能な気がしてきた。

ともあれ、そういうわけで、脂質制限食を始めることにしたが、私も70歳なので「老老介護」を始めたということでもあるが、介護問題は「前立腺癌闘病記」とは関係がないので「老老介護奮闘記」などの題名のブログを立ち上げてそこで書いていこうと思うが、食事療法については前立腺癌と大いに関わる事なので今後も経過はここで公開していくつもり。

以上2020年6月6月19日

 

追記2020年10月19日

(はじめに)

92歳の母親は、3月に胆嚢炎で入院し一旦は退院したが、今度は総胆管結石症を起こして入院し、総胆管結石症は口腔内からの内視鏡で処置をし、その後その病院で胆嚢摘出手術を行った。その後は経過も順調なので、今後も老々介護はやれることになったが、とにかく初めての事ばかりだったしコロナの影響もあってチョット大変だったが、自分の前立腺がんのことも細々と勉強させてもらっていた。一定整理できた項目は以下の通り。

(フェンベンダゾールとイベルメクチン)

PSA2700もあった前立腺がんの人がフェンベンダゾールとホルモン療法と併用して2年も経たないうちにPSAが検出できない値まで低下したという報告を拝見した。本人の承諾がないと公開できないので内容は詳しく述べられないが、フェンベンダゾールはアメリカのジョーさんと同じ方法で使用したそうだ。

また、イベルメクチンのコロナウイルス治療効果が高いと言ういくつかの報道もあって驚いていたが、最近は報道されないのでネットで調べてみたら・・・北里研究所は北里大学病院で軽症から中等症のコロナウイルス感染症を対象に、近く「ストロメクトール」(イベルメクチン)の医師主導治験(第2相臨床試験相当)を開始すると発表した・・・という記事を見つけた。

また、数ヶ月前はイベルメクチンはコロナ治療に使われていて品不足となり皮膚科の医師が困っているという記事もあったし、実際にネットでは私が検索した限りどこも売り切れで在庫がなかったが、現在は販売していた。

また、MSD株式会社とはキイトルーダを販売しているメルクの日本法人だった・・・と述べたが、「ストロメクトール」(イベルメクチン)も同社が製造元だった。     

一方では、残念なことに、先に述べた二つの駆虫薬とは違う駆虫薬を使って脳腫瘍の治療をしていた子供が亡くなったという情報も入ったが。                       

さて、駆虫薬については・・・2009年519(米国がん学会誌・・・略)に「慶応義塾大学先端生命科学研究所の・・・らと国立がんセンター東病院・・・らの研究グループ・・・」が・・・「・・・ガン細胞が自身の増殖に必要なエネルギーを作り出す際に、回虫などの寄生虫が低酸素環境下で用いる特殊な代謝か、又はそれに類似した代謝を用いる可能性があることを世界で始めて実証・・・」という論文を発表したにもかかわらず、その後日本では研究も実証試験も行われず・・・と述べたが、他方同じ文書内で・・・ノーベル医学生理学賞を2015年に受賞した大村博士らが開発したイベルメクチン・・・抗寄生虫薬として何千万の人を寄生虫から守った・・・が胆管ガン治療薬としても研究されているが・・・と述べている。また・・・追記2020年2月23日「イベルメクチンは胆管がんの治療効果があるという記事の紹介はしたが、3年以上前には大阪大学で、上皮性卵巣がん治療において、イベルメクチンがパクリタキセルとの併用で強い腫瘍退縮効果を示すことが判明したという紹介記事を見つけた。」・・・とも述べているので、その後日本では研究も実証試験も行われず・・・という私の文章は間違いだった。

(ホウ素中性子補足療法 BNCT

追記2020223日で(がんのマウスの静脈にホウ素化合物とポリビニルアルコール「液体のりの成分」を混ぜた薬剤を投与し・・中性子線を当てる)実験が行われ、5年以内に臨床試験(治験)というように、実際の治療が始まるのは大部先になりそうだが、私にとっては新しい放射線内用療法になるかもしれないという期待が持てる情報に思えた。***と述べたが、福島県の郡山市の病院でホウ素化合物に中性子線を当てる治療が公的医療保険が適用されて今年の6月から始まる事になったという報道があった。喉頭がん治療だそうだが、まだ治験も始まっていないと思ったが?多分経過を考えると後者は「液体のりの成分」は使われていないと思われるが詳細は分からない。

(トレミフェン)

トレミフェンを前立腺ガン患者に投与している病院があると言うことなのでウィキペディアで調べたら、日本では「閉経後乳癌」、アメリカでは転移性乳癌治療薬」として使われているそうだが最近は前立腺癌治療薬としての効果も検討されていると書かれていた。それ以上のことはまだ分からない。

(コロナについて若干)

アルコールは地震対策で以前から購入してあった物がまだ沢山あるが次亜塩素酸ナトリームがなくなったので、漂白剤で作ろうか考えたが、漂白剤で作るとき水との混合率によっては手が荒れたり服が黄ばんだりする恐れがあるが、私が作ると危ないので、効果はノロウイルスやロタウイルスやカビにも次亜塩素酸ナトリームと同じくあり、一方皮膚や服には影響がないと言われていた次亜塩素酸水をネットで購入した。ただ紫外線に弱く、また半年以内に消費しなければならないという制約はあるが、値段はコロナが起こる以前の西友での次亜塩素酸ナトリームの値段の三分の一位だった。

さて、イベルメクチンのコロナウイルス治療効果が高いことには驚いたが、石鹸がコロナウイルスを水と一緒に洗い流す物とだけ考えていたが、石鹸の成分である界面活性剤がコロナウイルスの膜を破って破壊してしまうとは、しかも天然素材の界面活性剤が入っている石鹸は人工的な界面活性剤の10倍-100倍効果があるとは、これも驚きだし、また、コロナ問題の経済問題に関して竹中平蔵がベーシックインカムを主張するとはこれまた驚きだった。

(診療の一時中止とPSA検査の中断)

2019年1月(放射腺治療前)0.8~同年8月(照射後5ヶ月後)0.03~2020年2月(約11ヶ月後)0.96・・・という経過で今年(2020年9月16日)に東大付属病院でPSA検査をしてから医師の診療を行う予定だったが中止した。

今回はどちらにぶれるかわからないので不安があったが、それよりも、最近(今年の2020年6月頃から)高齢(92歳)の母の介護を始めた事や私自身も高齢(71)な上に熱中症に罹ったらしく体が怠い状態が続いていた事、また時々合う義母も高齢(92歳)で肺が悪いという状況なので、コロナウイルス感染リスクが高い都心に有りかつ大勢の病人が集まる東大付属病院に行くのは避けた方がよいと判断したからだ。

担当医師にはメールを送って事情を説明し診療は中止にしてもらい、コロナウイルスの感染リスクが高い状況が解消されたらまたメールで診療をお願いすると言うことで了承を得た。

しかし、今後直ぐにコロナ感染リスクが解消するとは思われないので、少なくとも半年以上は医師の診療やPSA検査は受けないと思われるが、とにかく現在の体調を整えながら、運動や食事などの生活習慣改善に取り組むことにした。

(おわりに)

 (現在の体調)・・・「親知らず抜歯の後遺症の口内炎?」「足の親指の痛みと出血」「右足親指付け根の炎症」「体重」「食事」「運動」等については整理に時間が掛かるので次回に。老々介護については別のブログを準備中。

それで、車について若干・・・現在私はインプレッサを運転しているが、私の車にはボルボと同じく歩行者用のエアバックまで付いているが、他の安全装備も考えると運転能力の低下を機械でどれだけ補えるか考えていた私には一番ふさわしい車と考えて購入したのだが、右足首の外側の筋肉の炎症や痙攣に悩んでいる。インプレッサの場合ブレーキがアクセルよりも高い位置にあるので、段差がなくなればかかとで操作しやすくなり、踏み替えもスムーズとなって急ブレーキも早く操作できるようになり、足首の操作も小さくなるので炎症も起こりにくくなると思いデーラーに相談したところ、現在の段差は変えられないとのことだった。

しかし解決策はあった。ユーチューブで紹介していた高速道路だけではなく一般路を運転するときもアクティブコントロールを使用することだった。私のインプレッサも使用可能なのでやってみよう。

ともあれ、トラックと違い乗用車はタイヤハウスが前にあるので真っ直ぐ踏むとトラックとは違ってアクセルになってしまうので踏み間違いが起こりやすいのは周知のことだが・・・またトラックと違って乗用車はサイドミラーで後輪のタイヤを見にくいので車庫入れがしにくい・・・など問題はあるが、ABSや横滑り防止装置や衝突軽減ブレーキやアクティブコントロールなどは日本では乗用車がトラックより常に先行して装備されてきた。30年くらい前にモーターショウでベンツの大型トラックにはABSやリターダーなどが装備されていて驚いたが。

以上2020年10月19日

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